一枚のハガキの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『一枚のハガキ』に投稿された感想・評価

2010年作品。2012年に亡くなった新藤兼人監督が98歳で撮った遺作。
友子(大竹しのぶ)は夫 定造(六平直政)を戦争で亡くし義父(柄本明)に請われるまま夫の弟と再婚するが弟も戦死。さらには義父が…

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3.3
素人感想だけど、独特の構成、作り方の作品だと感じた。キャストの皆さんのお芝居はお見事でした。

生きている限り

どうにもならないものはどうにもならない。
人として生まれてしまったからには、過去に執着せず人生を前向きに生きるしかないのだろう。
踏まれるほどたくましく育つ麦の様に、現実を受け止め…

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 新藤兼人が98歳で撮った遺作。正直に言ってそこまで期待せずに見始めたのだが、これはスゴイ。全篇にわたってきわめて正統的な手法で画面は撮られているのに、エネルギッシュな若々しさに満ちていて、巨匠の作…

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ストーリー的にはやや薄いかもしれないが、大竹しのぶさんの演技力はもう見事としか言いようがない。
真に迫った演技で、それが演技であるとは感じさせないものでした。
深緑
3.6

戦闘シーンはないが、力の入った反戦映画。新藤兼人98歳の遺作。
出征や戦死によって、残された人々の運命も変わるという悲惨さ。長男が死にました、だから嫁は次男と結婚というのはよくあったことらしいが、当…

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0510
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戦死した旦那さんの兄弟と結婚しなきゃいけない状況も、命からがら帰ってきたら奥さんが他の人と夫婦になってる状況も当時はきっと珍しくなかったんだろうけど、やるせないよね。
3.0

辛くていやーな戦時下の日本。あの時代は地獄。赤紙が来てバンザーイと送り出されて死にに行くなんて。観るのやめようと思ったが、後日残りも見た。大竹しのぶさん悶え苦しみ大声で叫ぶ場面が何回かあった(とても…

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昔の人って義理堅い。
戦争の不条理を抱えて、こうやって生きてきた人がいるんだろうなと思った。
ay
4.0

これ監督98才!遺作!
こんなん役者に普通に芝居させて出来上がるような作品じゃない、緻密な計算ずくじゃないとまちがいなく撮れない、長年の経験の集大成とかじゃなくめちゃくちゃ挑戦作だと思う
役者の力量…

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