石内尋常高等小学校 花は散れどもの作品情報・感想・評価・動画配信

「石内尋常高等小学校 花は散れども」に投稿された感想・評価

(2008年10月13日鑑賞)
観た後で知ったことだが,監督の新藤兼人監督は今年で96歳だそうだ。100歳を前にして,現役で映画を撮り続ける姿は聖路加国際病院名誉院長の日野原重明医師と同様に驚異的としか言いようがない。

内容は,大正期の田舎の尋常小学校のスクールライフと30年後の恩師と生徒たちの交流を描いた学園モノである。

生徒たちは大正ヒト桁世代ということで,自分の親世代を通り越して,まさに祖父母の世代である。当時は小学校しか出ていない人が多い時代で,小学校の思い出こそがその人の原点になっており,教師の存在はある意味絶対的で,そしていつまで経っても精神的な支柱となっていたわけである。

古きよき時代,と言っていいのかはわからないが,
ああ,こんな時代もあったんだ,という言葉に尽きる。

そして,付け加えるならば,同窓会というものは残酷さをまじまじと見せつけられたような気がする。将来が見えていないがゆえに好き勝手に夢や希望を語っていた小学校時代の同級生たちはどうしているのだろうか?
トヨエツはこの役にはカッコよすぎる。
どうしたって色気出ちゃうし。
Okusan

Okusanの感想・評価

3.3
展開が早く、次はどうなるのかなと、なかなか集中してみれた。
 おかげでこの小学校の校歌を、覚えれそうになると思った!  
 あとこの年齢の恋愛も、普通に何も変わらないんだなあと、素敵だ!
時代感が滅茶苦茶な気分にさせられます。いつの時代なのか、わからない。何もかもきれいすぎて。セット・衣裳ともに。自由度の高い大竹しのぶ、大杉蓮他の演技に引きまくってます。川上麻衣子が先生の奥さんというのも?しかし、黒澤の遺作「まあだだよ」にも通じる師の話。晩年に、こういった人を育てるという話を映画化したいものなんだなァと勝手に思うのでした。
さいたまスーパーアリーナを出たら青色の金色に、空と雲が光っていて、ビールを飲み過ぎた僕にはそう見えて、すぐに喫煙所に行きました。帰りの電車で僕は、曽我部恵一を聴いていました。
otom

otomの感想・評価

3.8
新藤兼人監督の晩年の作品。この監督の表現の筋の通り様は称賛に値する。ベタな話ではあるが、完全に新藤兼人監督のフィルターがかかっているので安心して観られる。'70年代くらいからの常連の顔もチラホラで更には歳をとっても美しいりりィ。心温まる作品でも大竹しのぶの怪演は健在。良作。
柊

柊の感想・評価

1.5
この年齢で旺盛な製作力は賞賛に値するとは思うが、作品自体はそれほど。
監督は自分の若い頃をトヨエツに投影しすぎ、それを表現するトヨエツも何か年齢の割にはギラギラしすぎていて、上手に歳を重ねているとは言い難い。大竹しのぶも同じ。監督の理想像なのかもしれないけど、歳の割には…トヨエツとおんなじ。
ただ、凄い発見は、柄本明はどんなにつまらない映画に出てもそこだけは良い風が吹いている。悪役でも良い人役でも…
初)新藤監督パワーあるなぁ~が第一印象…幼少時の子供の演出、柄本サンの言語障害の演出きっと妥協する方ではないと思うので余程体力消耗したことだろうと思う。いつもの様に敗戦の記憶を盛り込んでいる…同窓会の自己紹介のシーンです…ドンパチ戦場シーンばかりの下手な戦争映画より、小学校卒業後の戦争体験談を一人一人話すシーンはもうクライマックス!?ってくらい心震えました。そのシーンだけでも必見かなぁ~
映画男

映画男の感想・評価

4.0
ええなあ。こんな映画作れたらなあ。
100歳に近づいても映画作り続ける新藤兼人だからこそ撮れた、人間ドラマであり、反戦ドラマ。必見です。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.7
30年後の同窓会なんてのには絶対出るもんではないと本気で思った。悲しすぎる30年後の教え子たちの自己紹介。「学校卒業してから何も楽しいことなんかなかった」だなんておそらく教師が一番聞きたくなかった言葉ではないか。修学旅行の活動写真撮影場面が一番楽しい。さりげなくバイプレーヤーズが3人も出てるのにニンマリwそれにしても、新藤兼人といえば乙羽信子というイメージが強いけど、監督と大竹しのぶもなかなか相性抜群のコンビだったと思う。もっとこの二人のコンビ作も見たかったな。あとエンドロールの「監督健康管理」とやらの役職に新藤風さんの名前がさりげなく出てた。助監督とかじゃ・・ないんだwそりゃ100歳近い監督だもんな「監督健康管理」も大事なお仕事よね。
>|

あなたにおすすめの記事