このレビューはネタバレを含みます
登場人物に寄り添うような映像に魅力があり、当時の生活そのものを追体験するような感覚に襲われる。社会における埋められない格差や、生活環境の違いが引き起こす無神経さなど、人間の醜くて無力な面に気付かされ…
>>続きを読む加門幾生監督に教えていただいた作品。
終戦後の昭和31年、大阪・中之島。
「石鹸の匂いがする」
その一言が、胸を深く抉る。
埋められない境遇の差。
河の流れのように、抗えず運ばれていく人生。
…
社会の底辺にあるにも関わらず発光するような美しさの加賀まりこ。
最後に去るのはノブオに見られてしまった船上の母親の配慮かな。
戦争で生き残って幸せに生きている父親の負い目(しかも前妻を捨ててる…?)…
冒頭、まさに“泥の河”とも言える真っ黒な水面に浮かぶ瓶に向かって何かを投げるアップから始まり、その時点で「子どもが遊んでいるのだ」と連想させられる。そこから、とにかく人物や風景を捉えるショットの素晴…
>>続きを読む傑作。
作中の年代は1956年、作中の新聞にも記載があるが、「もはや戦後ではない」と言われ、石原慎太郎の「太陽の季節」が時代の象徴となった年である。
大阪の水上生活者、川沿いの暮らしには、まだ戦…
自伝モノと思ってたけど原作モノだった。
濁世の河のこちらと向こう(一種の彼岸と此岸)を舞台にした束の間の会者定離物語であり、大人への階段の一歩目を苦みを持って上手く描いてる。
出番僅かな加賀まりこの…
2021年の再々見以上39本目。 前に見てから5年。
感想
初見時も再見時もすごく良い映画で「人情紙風船」を再見した後でも、この映画が邦画ナンバーワンだと思っていたけど、
今回色々な作品を再見や…
舞台は昭和31年の大阪、旧淀川。
1981年製作の映画なのに画面の中は完全に昭和30年代(知らんけどな!)。
先日亡くなった僕の父は昭和16年生まれ。
大阪の神崎川沿いで育ちました。
この映画…
木村プロダクション