話がわりかし理解できて驚いた。ほんで美人しかおらん。夢二先生の作品が登場するのも素晴らしいけど、竹久夢二作品を呑まず呑み込まず、映像の中に溶け込ませるのがうますぎる。どれだけの人と関わっても、結局夢…
>>続きを読む冒頭の紙風船の舞う風景
カフェ宵待草でのダンス
10人の夢二と顔のない女の絵
銃声
川を船が渡るシーンと、
雨降りの婚前シーン
まるでコラージュのような映像
すべては夢なのだ。
わ…
「僕は駆け落ちで忙しいッ!」と天ぷら蕎麦を啜る沢田研二に「絵描きなはれ」としかならん。セミフィクションとはいえ、実在の画家が主人公なのに絵を描くシーンが殆どなくて物足りない。「君をスケッチしているん…
>>続きを読むほとんど夢幻とまで言えるほどの異常な映像体験。極端な美意識が画面の隅々に至るまで張り巡らされていて、あまりにも隙がない。ひとつのショットのなかに運動と静止が共存しているため、その差異が人間や自然の運…
>>続きを読む鈴木清順監督・大正浪漫三部作第三作。
前作「陽炎座」において現実と虚構は「表裏」の関係であると述べ、それは清順監督の作品群の共通のことに思える。そのように思えるのは、本作のクレジットに「表方」…