黒澤明の監督作品としては2作目(全30作)で、1943年製作、1944年公開。
太平洋戦争中に軍需工場で働く女子挺身隊を描いた作品。
思いのほか面白い。
戦時下に作られた作品で軍需工場で働く女性…
1943年、当時33歳の黒澤明監督が手がけた作品。
元々は、海軍情報部に呼ばれゼロ戦を使った大活劇を撮ってくれと頼まれたのがきっかけ。話を保留にしている内に敗戦の色が濃くなり話が立ち消えた後、替わる…
1944年、戦時下の日本にとって一番美しかったのはこの映画に描かれていたような滅私奉公に生きた女性達である。
確かに現代の自由と自我が尊重される時代にこの映画の語る美しさは酷く前時代的で醜く見える。…
・黒澤明はしたたかだ。国のために身を挺して働くことが美徳である、そういう価値観を描きつつも、それが反転して反戦を訴えているようにも見える。特にラストシーンなんかそうだ。「渡辺さん」は母が亡くなった知…
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軍用工場で働く女性たちを描く。
戦時中の作品だからの表現なのかな?国のために働く兵隊のために、自分も懸命に働きたいという女性たち。
体調が悪くても皆に迷惑をかけるのが嫌だから働きたいというのは、現代…
久しぶりの黒澤明作品。戦時中に撮られた国策映画。
とは言え、それほどプロパガンダ臭く無い。
劇中繰り広げられるのは兵器の部品を作る工場を舞台にした、生産効率向上を目指す女子挺身隊が一所懸命がんばる…
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男子生産量の1/2という扱いに反発し、リーダーのもと生産性向上のため頑張る女子工員。しかし,病気や怪我などで仕事を離れるものが出たり,女子工員同士の仲が悪くなったりと,思い通りにはいかない。それで…
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