映画は、フェリーニ独自の幻想的世界を通じて、主人公ジュリエッタの内面世界を丁寧に描き出している。彼女は日常生活のなかで、突如現れる幻影や奇妙な出来事に翻弄されながら、自らの記憶や欲望、愛への疑念とい…
>>続きを読むカラーという武器を手に入れた小津は清楚に彼岸花を撮ったが、フェリーニはイマジネーションを全開放する。
色彩、ファッション、そしてこれらが画面上に絶妙に配される構図を通して画面から溢れ出る奇天烈なエネ…
このレビューはネタバレを含みます
夫の浮気を疑ったジュリエッタが宗教セミナー行ったり、淫乱な隣人と交流したり、ナイスガイにときめいたり。
探偵を使って浮気相手を特定し、自宅に押し掛けるも会うことは出来ず。
踊り子と駆け落ちした祖父(…
フェリーニの初カラー長編。『アマルコルド』のような四季を感じる奥ゆかしいカラフルさはまだない。「8 1/2の変奏」とレビューしている方がいてまさにそんな感じ。退廃と幻想と虚構の絶妙なバランス感。大き…
>>続きを読む【イタリア女性の魅力を堪能】
フェリー二の映画。
夫の浮気に悩む中年女性の妄想の世界が展開されるが、ヨーロッパは落ち着くところ精神分析的になるのかなあ、と改めて感じた。
イタリア女性の魅力が…
夫の浮気を疑い、精神的に取り乱れるご婦人が現実と潜在意識の世界を行き来するさまを鮮やかに描いたファンタジックドラマ。
フェリーニ初のカラー作品。
見どころは色鮮やかで前衛的な映像で、ストーリーは殆…
夫と結婚して15年、仲良く幸福に暮らしてきたつもりのジュリエッタ。しかし、夫が寝言で女性の名前を呼んだのをきっかけに、彼の浮気を疑うようになる。彼女は霊媒や探偵に頼るようになるが、やがて精神が不安…