原題『Fury』(1936)
監督:フリッツ・ラング
原案:ノーマン・クラスナー
脚本: フリッツ・ラング、バートレット・コーマック
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
音楽:フランツ・ワックスマン
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素晴らしい。社会派ドラマであり、法廷劇であり、ラブストーリーでもある冤罪もの。
少女の誘拐犯に間違えられた男の留置場に暴徒が押しかけ火を放つ。無実の男のリンチ殺人?…
そもそも。「かもしれない」こ…
裁判映画。男女の恋愛話からここまで飛躍出来るのが凄い。市民達の正義感の暴走から招いた冤罪を主人公自ら復讐という形で達成していくストーリー。
噂が一人歩きして拡大していって事実と乖離していく、情報を歪…
フリッツラングの激怒する男と民
1936年作品
脚本(ほか1人)、監督フリッツラング
10in1のコズミック出版ガチャガチャ名作を見てみようシリーズ。今回は何回か挫折していた「激怒」を見…
めちゃくちゃ面白かった。
これもMのように大衆の心理を描いているが、結末はリリオムのように愛を見つけた。
フリッツラングのノリを少し理解できてきたかもしれない。
憎しみに飲まれずに相手を赦すこと、…
凄まじいテンポ感と強度。
スクラムに遭う主人公へのシンパシーを自然に生み、集団で自らを過信、錯覚する愚かな市民たちを解像度高く見せる巧みさ。
この対比もまた一本軸としてあり、それがブレないように作…