影武者の作品情報・感想・評価 - 12ページ目

影武者1980年製作の映画)

製作国:

上映時間:179分

3.7

「影武者」に投稿された感想・評価

Denkishino

Denkishinoの感想・評価

3.8
黒澤監督の騎馬武者を使ったシーン、馬を使ったシーンは、世界に誇れるダイナミックさと、映画!という大きさを感じます。

ただ、悪夢のシーンは、黒澤監督のまさに表現したいことの集約で、観ているこちらがなんと苦しいことかと感じる前に疲れてしまいます。
それほどエネルギッシュといえばそうですが、少し押し付けがましく感じてしまいました。
仲代達矢の演技も悲壮すぎて、それに拍車をかけているのかも。

欲を言えば、勝新の影武者が観たかった…。
もし、もしそうであったなら、これは七人の侍にならぶ、大名作になったのではと想像してしまいます。
Hiroco

Hirocoの感想・評価

3.8
武田信玄を演じる影武者をさらに演じる仲代達矢の振り幅激しい名演技が見物!
影武者がみる悪夢が、西洋画タッチで隆々とした美しい色彩で魅入ってしまう。
長篠の戦いの地獄図は大迫力!大河ドラマなんて比じゃないわ。戦場の音というのを初めて体感した気がする!
いやー!面白かった!

戦国モノを観始めたばかりなので、字幕のフォロー付き。笑
ジョージルーカスと書かれた筆文字エンドロールもお見逃しなく。
COZY922

COZY922の感想・評価

3.4
『世界の黒澤』の作品にこんな平凡な点数は恐縮ですが、あくまでも個人の好みということで、感じたままに正直に書くと、あまり強く心を揺さぶられませんでした、、。重厚長大な様式美は感じるけれど、物語としてどっぷりのめり込むことができませんでした。顔が似ているというだけの理由で たとえ一時であっても他人の人生を生きなければならなくなった影武者の悲哀をもっと生々しく感じたかったのに、そこをあまり感じ取ることができなかったです。影武者の人物像や喜怒哀楽の描写が薄いと感じたのは、この人のそれまでの生き様や人となりについての描写が少ないせいなのか、エピソードの掘り下げがあっさりしているせいなのか、自分でもよくわかりません。全体的に引いて撮った映像が多いように感じましたが、俯瞰的な視点を意図したものなのでしょうか。いずれにしても、出来事を絵巻物的に眺めるにはいいけど、登場人物のちょっとした表情の移ろいが汲み取りにくかったです。私は登場人物にガッツリ感情移入しながら観るほうなので、そこが薄いとどうしても評価が下がりがちになります。影武者に感情移入して、いつバレるかわからないピリピリした緊張感や他人の人生を生きる悲哀にどっぷり浸かることができていたら、最期の場面がきっともっと胸に突き刺さるようなものに感じただろうと思います。個人的にハマりそうな内容なのにハマらなかったのが残念なので、しばらくおいてから再鑑賞にチャレンジする予定。
なる

なるの感想・評価

4.0
日本映画では二度とできない圧倒的重圧感。黒澤監督がいきてたらCG使ってないやろうなぁ?
武田信玄の影武者の話、史実を全く知らない人も観やすいと言われたらそうも言えないかもしれない。
予想外に笑えるシーンが多くこれはお家のドタバタを描く映画かと思ったら、さすが合戦シーンの迫力は凄かった。
あとモノクロ映画を撮ってた人だからか、影の表現がすごいかっこ良かった
影武者の頑張りや重臣達の支えもあって武田家を保っていたのが最後は、勝頼の先走りもあるけの長篠の合戦での織田軍の近代戦闘に大敗して崩れ去るシーンは、前半のドタバタが笑えただけになんとも虚しいようなあっけないような気持ちになった。
敗けた後の武田軍の馬や屍体や旗が辺り一面見渡す限りに広がっている様子が延々と映されるシーンは呆然としてしまった。

DVD
金かかってる。黒澤さんのこだわりは相当なもの。
予算なくなってきて、フランシス・フォード・コッポラさん、ジョージ・ルーカスさんが支援したらしい。ウルトラ巨匠も黒澤さんの映画観て育ったって聞くし、この人は凄いわ。
こだわりあるだけあって、迫力が違う。自分のイメージと合った雲が出るまで待ったって話もある。
戦国時代の武田信玄とひょんな事から、顔がそっくりという事で雇われた影武者の話。
勝新さん予定だったが、衝突して降板。こっちも観てみたかった気もする。多分、黒澤さんなんで、勝新さんをイメージして制作開始しているはずだし。
もう遅いけど。でも、傑作なのは間違いない。
えりみ

えりみの感想・評価

3.7
WOWOWで
クロサワ映画をちゃんと通してみたの、これが初めて。

3時間たっぷり。

う~ん・・・さほど凄いと思われへんのやけど(--;)
一つ一つのシーンをとても大切に描いている。人をCGで作ることができなかったこの時代に、この人数のエキストラ、馬を使うお金の掛け方に、映画への本気度合いが見える。躍動感がはんぱない。
3時間でよく一つ一つのキャラクターが描かれてるし、どの武将もかっこよかった!
マイク

マイクの感想・評価

4.1
黒澤映画らしい、
重厚感がありました。
これは圧倒的なお金のかけ方。
エキストラまで行き渡った演出。
その他もろもろですね。


このその他もろもろですが
黒澤映画がなぜ評価されるか
それは黒澤自身の映画愛。
ヒューマニズム。
これは他の監督のそれと一線を画す。と
淀川長治さんも言ってたんです。


それは幼い頃から
海外の映画を愛してたからこそ
台詞回しが英語っぽくなる。
だからちゃんと外人にも伝わっているとも言うてました。

これは黒澤映画を観た人は
少なからず感じるんじゃないでしょうか。


僕がこの映画で気づいたのは
3時間以上ある映画が
長く感じるのは
ほとんどの長編映画が
その長さに見合った
内容の濃さじゃないから
だと思います。


【七人の侍】とかは
まだまだ観たいのに
終わっちゃうの?と思いましたもん笑
mackiee

mackieeの感想・評価

4.5
黒澤映画って、馬の描き方がとてもカッコいいのだけれど、この映画はその最たるもの。麻酔を使用したという戦場跡のシーンは圧巻。

底知れぬ力強さを伴った美には圧倒される。それでいて心象描写も細やかで、剛柔兼ね備えた素晴らしい映画美。そこに浮き世の哀しさが漂ってるんだから、それは完璧でしょう。