面白いのですが、少し長い作品です。
細かいシーンを多く入れリアリティを増す黒澤明監督らしさが随所にあった作品だと思います。史実の人物をベースにしたお話なのでかなり気合が入っているように思えます。
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目力の仲代、顔面蒼白の仲代。
若山富三郎と勝新太郎兄弟が主演だったらどんな映画になったのでしょうか。
ルーカスが外国版プロデューサーに関わっていますが、黒澤イズムを感じられるエピソード3の太鼓の…
乱と比べると「神の視点」で描いてない故に壮大さでは及ばないという感想を持ちはしたものの、影武者であることがいつ露呈するかのサスペンス感もあり別の面白さを感じた。
影武者を演じているうちに武田信玄が憑…
このレビューはネタバレを含みます
忠を尽くす対象、主君の重要性と象徴性。組織の芯に成り代わる盗人の重責と、それに忠を尽くしているが真実を知らない部下達。夢の中で信玄の幻に追われるのは、信玄への忠を受け止め切れない苦心の現れだと考える…
>>続きを読む日本が世界に誇る巨匠、黒澤明監督の晩期の作品。中学生の頃に観て、その圧巻の合戦風景が記憶に刻まれ続けている、思い出深い作品。(個人的には、黒澤作品といえば、本作と『乱』。やはり子供の頃に受けたインパ…
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