千利休 本覺坊遺文の作品情報・感想・評価・動画配信

「千利休 本覺坊遺文」に投稿された感想・評価

ぺん

ぺんの感想・評価

3.6
三船敏郎が千利休という大胆なキャスティング。地味そうに見えて豪華俳優陣の共演作です。
そして萬屋錦之介はもちろん、奥田瑛二の演技が深い。

茶の道は切腹に通ずとばかりに命懸けの時代…
それは狭小の茶室から始まり、政治や戦を左右し、国に深く食い込んで影響を及ぼす。
利休らの侘び寂びの世界は「嗜む」域を超えて命や精神そのものという風であり、静かに死に繋がっていく。
理解は難しいけれど、ここから日本の茶道がどのように紡がれ広がってきたのかも気になってくる。
大鳥涙

大鳥涙の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

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学生の頃は本作よりも勅使河原宏監督作の華やかさのほうが好きだった。三船じゃなくて三国だろうと頭をかしげていた自分が、なんと浅はかだったことか。青二才の映画マニアに過ぎなかったということ。曲り成りにも齢を重ねて、三船である意味、画にも音にも抑制を聞かせている美しさ、歌舞伎のような大きく端正な演技、そういった本作の素晴らしさにようやく気付くことができたように思う。
利休は茶人である以上に武人であり、超然とした佇まいの背景がそこにある。二畳の窮屈な茶室のシーンが力強く胸に迫った。「死」の掛け軸の下、三人の武人=茶人が交わす矜持の交換に、日本人ならではの精神世界を感じた。「死」をもって、利休は侘び寂びの境地に達したのか。桜の花が散る風景は、正に詫び寂びそのものと言われる。冒頭に龍安寺の庭を、そしてこの桜吹雪をクライマックスにもってきた意匠にも今回は感嘆させられた。
利休のように生きることはとても出来ないが、せめて詫び寂びを感じることが出来るような日本人でありたいと思う。
The original is Yasushi Inoue's novel.
The acting of Eiji Okuda and Toshiro Mifune is really cool and astringent.
A quiet and extremely heavy work.
It's one of my personal favorite movies.
R

Rの感想・評価

4.2
新品DVD購入して鑑賞。
熊井啓監督の未見作なので観た。
千利休を三船敏郎が演じていて、その愛弟子の本覺坊を奥田瑛二が演じている。

千利休が太閤秀吉の命で自刃で亡くなった後、愛弟子が千利休の「死の真相」を追求する姿、その内容を伝える物語であり、奥田瑛二が好演。

影像面でも、春夏秋冬の季節をダイナミックに描きながら「茶の世界」の静謐さを描いたかと思えば、合戦シーンもあの『影武者』で観られなかったような馬の疾走合戦が見られる。

実に素晴らしい映画であり、ヴェネツィア映画祭「銀獅子賞受賞作」であり、平成元年のキネマ旬報ベストテン第3位も納得の熊井啓監督による傑作!
AOI

AOIの感想・評価

3.8
【秀吉の命じるまま自刃した利久の死の真相を探る弟子の本覚坊】

「花は野に咲き、茶は作法に囚われず嗜みたい」
そんな持論から、親の意に反し、お稽古はせず、自由に楽しみながら過ごしてきた

しかし、この考え方では、茶華道界はたち行かないし、文化の継承はたいせつなこと🍵また「禅」から始まる茶道の精神に興味があり、本作を鑑賞

二畳の和室にめっちゃ蜜状態Σ(ᯅ̈ノ)ノ
イヤそれより、侘び寂び、茶の心を遥かに超越した「利久道」とも言うべき精神や生き方を垣間見て、少々利久について知りたくなった

茶道が政治に利用された時代の複雑な人間関係も含め、本作だけでは到底知ることはできないので、追々関連作品も観ていきたい
orangeloop

orangeloopの感想・評価

3.9
戦国乱世、利休は切腹を命じられる

見た目の美しさだけでない侘び、寂びの世界は
武士の精神に通じる

利休がいかに死に至ったのか…
弟子の本覚坊は考えていた
織田信長の弟の織田有楽斎もその真相を
見極めようとしていた
枯れ行く命を萬谷錦之助が演ずる
さすがの迫真の演技
錦之助、永遠に‼

利休と弟子の山上宗二、古田織部らが
自らの死に対峙し
死地へ赴くことで本質を見極める
茶道の真髄への目覚め…
KotaroTT

KotaroTTの感想・評価

3.5
・四季が良い
・役者
・有楽斎のオランダの酒
・大根を洗うシーン

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/sen-no-rikyu-honkakubo-ibun
そ

その感想・評価

4.0
三船敏郎、萬屋錦之介という大スターを前にした奥田瑛二の受けの演技が素晴らしいし、美術も良い。そもそも三船が利休を演じるのがどうなのかという問題があるけどこれはこれでありなんじゃないだろうか…
k

kの感想・評価

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国立映画アーカイブにて

会場には態度の悪い爺さんばかりで辟易とするが、それらがこの映画を観るという皮肉に思わず笑ってしまった
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