このレビューはネタバレを含みます
忠を尽くす対象、主君の重要性と象徴性。組織の芯に成り代わる盗人の重責と、それに忠を尽くしているが真実を知らない部下達。夢の中で信玄の幻に追われるのは、信玄への忠を受け止め切れない苦心の現れだと考える…
>>続きを読む日本が世界に誇る巨匠、黒澤明監督の晩期の作品。中学生の頃に観て、その圧巻の合戦風景が記憶に刻まれ続けている、思い出深い作品。(個人的には、黒澤作品といえば、本作と『乱』。やはり子供の頃に受けたインパ…
>>続きを読むカンヌ映画祭のパルムドール受賞作品だし、黒澤明作品だけど、私はあまり好きではなかった。
武田信玄の影武者として用意された男。
外見がそっくりだから選ばれた訳だけど、教養も持たないただの盗っ人。
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ひとつひとつのシーンが少しずつ長く感じる。特にいくつかの兵が動くシーンは迫力があるにも関わらず、反復運動のターン数が多く、執拗で冗長に思えてくる。
劇伴も気になった。このハリウッドのような分かりやす…