みかへりの塔の作品情報・感想・評価

『みかへりの塔』に投稿された感想・評価

敗戦後早々に、戦災孤児を扱った「蜂の巣の子供たち」を製作した事を以てしても、清水宏監督の子供に対する中庸性は明白であり、社会で問題児とされた子供の更生施設に籠り縦横無尽のカメラワークで、信じられない…

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「おっかさんが来たぞー」などと掛け声が連鎖していく姿で泣きそうになる。お母さんがビンタするシーン、言い争いでのアップの切り返し→振り向きのアクションつなぎからロングショットでビンタ→アップという流れ…

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奈良真養 - 院長
笠智衆 - 草間先生
大山健二 - 鈴木先生
近衛敏明 - 水野先生
西村青児 - 川辺先生
河原侃二 - 河野先生
仲英之助 - 津村先生
長尾寛 - 今村先生
久保田勝巳 -…

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monaminami

monaminamiの感想・評価

4.4

実際にあった感化院の話を、その場所でロケしているらしくて、戦前にしてはちょっと特殊な教育なんだろうな、と思いながらもみんなちゃんとしてるように見えちゃう。帝愛ばりの水を引く工事とか、今じゃ児童搾取と…

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otom

otomの感想・評価

4.4

子供の頃に悪さをすると「戸⚪︎ヨットスクールに入れちゃうよ」と脅され、子供心に何やら怖さがあった記憶がある。今作の感化院は流石に今の時代にそぐわないにせよ、自身の子供時代も含めて段々と教育(モラル的…

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塔.鐘,寮生,掃除,暗唱,畑仕事,木工仕事,服作り.作業服.スーツ,身体測定機械,夜遊び少女入所,民子,12人同居,授業,ゼンちゃん上がり込み白米無断食い,噛みつき,1日の反省,靴探し,蜘蛛,裏山寝…

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324

324の感想・評価

4.2

個の問題から共同体の問題へ。共同体の問題解決によって個の問題もなんとなく良い方向へ運行される。目的と規則と連帯を学ぶ作業。外界との隔たりとアクセスとしての列車。「おっかさん来たぞー」や「◯◯が逃げた…

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小津、溝口が天才と呼んだ清水宏監督の代表作のひとつ。大阪の児童救護施設「修徳学院」熊野隆治院長の手記を映画化した社会派子供映画。“みかへりの塔”とは修徳学院のシンボルである高い鐘塔。全編を実際の修徳…

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普通なら寄って撮りそうな場面を遠くから撮ってるのが印象的だった。喧嘩のところとか

親が訪ねてきたときや誰かが脱走したときの伝達シーンが好き
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