ビッグ・パレードの作品情報・感想・評価

「ビッグ・パレード」に投稿された感想・評価

No.29[元祖"王道"ブロックバスター映画、戦闘シーンのための映画] 60点

どうもヴィダーとは相性があまり宜しくないと気付き始めた今日此の頃、彼の最も有名な作品かもしれない本作品はハリウッド最初期のブロックバスター映画で、当時は大ヒットしたらしい。

1917年、客船ルシタニア号をドイツの潜水艦が沈没させたことにより超大国アメリカは対岸の火事を全力で消しに行くことにする。主人公ジムは工場主の次男坊で"戦争楽しそう(語彙力)"みたいな感覚で参戦を決意する。駐屯先のフランスの村で同じ部隊のブルやスリムと仲良くなり、現地の娘メリサンデと親しくなる。やがてジムたちは出撃することになり、スリムやブルが亡くなる中、足を撃たれたジムは独り生還し故郷に戻る。しかし、メリサンデを忘れられずフランスに戻り、疎開していた彼女と再開する。

戦闘シーンは迫力満点だが中々冗長で、恋愛シーンも儚いが戦闘シーンの時間尺の都合上鬼のようなスピードで二人は親しくなる。製作のタルバーグはラブロマンスにしたかったらしいが、映画自体はほとんど戦闘シーンのための映画だった。ただ、兵器の進化に人間の頭が追いつかなかったせいか、機銃掃射中にのそのそ進軍している様は妙にリアルだった。

結局の所、古典的な"王道"ブロックバスター映画であり、色々詰め込んで長尺になったり、所々いらない描写が冗長だったりする現代ハリウッドにも通ずる礎を築いたという点で優れているとは思う。ただ、アクションに飢えた現代人が見てワクワクするかは怪しい。個人的には"空の「ビッグ・パレード」"と呼ばれる「つばさ」の方が好み。あっちは訓練も恋愛も友情も戦争の無情感もよく描けてたよ(だから作品賞貰ったのかな)。

追記
起(戦争に行く)承(メリサンデと会う)転(戦闘)結(帰郷と再開)とすれば、起承→1時間、転→1時間、結→15分だった。
トミー

トミーの感想・評価

3.6
戦場に行って五体満足で帰ってくるのは幸運なことだと、改めて思えた作品。
進軍のシーンは素晴らしい。
ちと戦場に行くまでがダルいけど、高名な進軍シーンはやっぱスゴい。