カインド・ハートの作品情報・感想・評価

「カインド・ハート」に投稿された感想・評価

貴族の血を引きながら恵まれない境遇にある男が母親の死を契機に生家の貴族に近づき次々と罠を仕掛けていくブラック・コメディ。

冷静沈着に復讐を遂げていく主人公にデニス・プライス、貴族の一族8人をカメレオン俳優の異名をとるアレック・ギネスがメーキャップを駆使してひとりで男女8役を演じる。

死刑間近の男が回想形式で物語を語っていくスタイルで、最後のオチはいかにもイギリスらしい皮肉たっぷり。こちらも英国イーリングスタジオ撮影作品です。
No.225[女装したアレック・ギネスがショウウィンドウを叩き割る] 60点

公爵家から駆け落ちした母親の下に生まれた男ルイが、母親を不当に扱って見殺しにした公爵家に復讐する話。韓国ドラマとかにありそう。知らんけど。ターゲットとなる公爵家の人々は老若男女問わず8人いるのだが、全員アレック・ギネスが演じてくれているので私のような人間識別能力の低い人間でも誰がターゲットなのか分かりやすい。8人もいれば殺し方も多種多様で、ルイが毒や銃などで直接手を下す場合もあれば、勝手に事故死するヤツがいたりと中々面白い。あと、女装したアレック・ギネスが女性参政権運動家として商店街のショウウィンドウを叩き割る勇姿は忘れがたい(彼女は逮捕されないように乗った気球を撃ち落とされる)。ルイス・ガルシア・ベルランガ『The Executioner』のようにルイ処刑前夜の刑務所ロビーで処刑人と職員が会話するシーンから始まるにしては奇天烈な終わり方を迎えるのでいい意味で裏切られた。

1949年は『Whisky Galore!』『Passport to Pimlico』と本作品の成功によって、イーリング・コメディの最初の豊作年とされている。ただ、これまでに観たイーリング・コメディ作品から察するに私はあまり好きじゃないので深堀りする予定は今の所ない。
masa

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4.3
ロイ・ホーニマンの小説が原作
貴族の血を引く貧しい男が継承順位を上げる為に次々と殺人をしていくコメディー
Jules

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3.6
こんな礼儀正しくて紳士っぽいのにあっさり人殺しまくってるのがうけた。ジョークも集中してないと聞き逃すくらいさらっと言う感じがイギリスっぽい。オチもそう来たか!って感じで好きだった。
公爵を継ぎたい男が自分より継承順位の高い者を殺していくという話
100%想像の範囲内の出来事と映像だけで構成されるので全くワクワクしないし退屈
静かなシーンはなく常に主人公が心情をベラベラベラベラ喋るノワールスタイルは小説で十分なんだよね
Nao

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3.5
爵位を得るために後継者たちを次々に抹殺する青年貴族の回想録。英国喜劇全盛のイーリングコメディ。アレックギネスが被害者を一人八役で演じる。ラストが良かった。
佳作。イギリス映画。シュールコメディ。とにかく全員英語の発音が美しい。アレック・ギネスが一人八役。
日本では、DVDしか出でいない廃盤作品で、日本では認知度が低い作品。
1949年制作というかなり古典映画ですが、脚本の面白さ、今のイギリス映画でも継承されているブラックコメディイズムな面白さがある。
内容をざっくりと説明すると、貴族を追放された一家の一人が貴族への復讐して殺していく物語です。果たして、主人公は貴族になることができるのかというのが主なストーリーで、おまけに女性のいざこざが入ってきます。
テンポのいいストーリーからエンディングの「あら、おしゃれ」感。
映画の存在が紳士的で清々しい。感無量、素晴らしい映画。amazonで高い金払う価値のある必見の作品となっております!
Shoty

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4.2
そう終わるかね! THE ENDが出てきてなんかにやけたわ。
刑の執行を明日に迎えたルイが彼の物語を振り返って淡々とナレーションしていく回想形式。この感じがもう好きだしこのスタイルもオチにかけて活かしてくるねぇ。

ストーリー的にただルイに殺されるだけの一族を演じてるのが全員同じ人で見事なキャラ分け 淡々としたナレーションと合わせて計画実行する主人公も映画全体的に皮肉な雰囲気出してて ずっとおもろい 女2人も絡んできてこの感じで終わるかと思ったら違うし いろいろ楽しめた
針鼠

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2015:09:20
★★★☆☆ いかにも映画が娯楽の王様だった時代らしい映画。アレック・ギネスの一人8役が凄い。
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