最後の人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『最後の人』に投稿された感想・評価

pika
5.0

なんじゃこりゃぁ!!スーパー最高の映画!
サイレント且つ中間字幕なしであるのに、ガッシガシに感情を揺さぶって涙をも滲ませてしまうこの表現力!
最新技術を駆使しながらも技術の見本市にはならず、それによ…

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ホテルのドアマンのおじさんのおはなし
なぜかその制服に執着する、
初めてハンディカメラが使用されたそうだ
主演のエミールヤニングスは20年代の人気者

ドイツ映画の鬼才F.W.ムルナウ監督作。大都会の豪華ホテルで自身の仕事に誇りを持つ老人ポーターが業務でヘマをしてトイレ係に配置換えされ屈辱的な扱いを受ける人情悲劇。

『PERFECT DAY』の役…

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映像が途端に進化しててビビる。あんだけ文字が多かった作品をずっと撮ってて、突然の方向転換。Wikiによると元祖povショットらしいな。あとメトロポリスの目よりも先に口で同じことをやってる。まあ割とキ…

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約100年前の映画だが泥酔・幻覚・夢シーンでのあの画面のぼやかし方は唯一無二だろう。テクニック面はもちろん、エミール・ヤニングスの怪演と衝撃的なオチを含めてとんでもないマスターピースであることは間違…

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Rin
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夢が潰え、夢を見て、夢が叶えられた男──モノクロ映画の表現の粋を集めたような傑作だった。流麗なカメラワーク、光と影の演出、映像を歪める特殊撮影、高速モンタージュ、中間字幕なしのストーリーテリング、エ…

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デカすぎるヤニングス。
よかった!

ホテルのポーターの象徴である制服。制服のない彼はただの貧しい老人。サラリーマンだって、退職して名刺が使えなくなれば、相手にしてもらえない。清張の小説にも名刺と仕事をネタにしたミステリーがあった。ムル…

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荊冠
4.0

ノスフェラトゥから2年後のムルナウ作品。
映像の革新性はそこまでないが、老人の行く末の悲哀が本作を名作たらしめている。
後付けのハッピーエンドは確かに蛇足だったが、本来のエンドがあまりに悲しすぎて、…

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