鏡の中の女に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『鏡の中の女』に投稿された感想・評価

今や映画のプラットフォームは配信にとって変わりつつあるがベルイマンは早くからTV用の作品を制作していた。本作もその一本だが未だスウェーデンで放映された181分版がソフト化されていない。いつかリリース…

>>続きを読む

1975年/ FACE TO FACE/ 119分 /
スウェーデン,
脚本・監督/イングマール・ベルイマン
出演/ リヴ・ウルマン(エニー)/ エルランド・ヨセフソン(婦人科医トーマ)/ グンナ…

>>続きを読む
4.2

繊細な心理描写、人の爆発的な極端な内面の動きとホラーをこんなにも両立できるのか。
空間把握できない室内といつでも明るい外によって白昼夢のようであり迷路に迷い込んだような感覚、それでいて心地よい。
素…

>>続きを読む
4.9

このレビューはネタバレを含みます

イングマール・ベルイマンの映画を何作かみて感じ取った印象のひとつに親子関係の描写がどうしてこんなにリアルに描けるんだろうと思っていて、この作品はそれが全面に出ていたと思う。たぶん刺さる人にはすごく刺…

>>続きを読む
0303
4.8

睡眠薬飲んでからの夢のシークエンスがとにかく本当に良かった、ただそこから難しい話になってきて結局ついていけなくなった、今はまだ若さに甘えてわからんのも無理がないと自分に言い聞かせれるけど、年取ったく…

>>続きを読む
zaza
4.5

生きることと死ぬことへの不安が静かだけれど激しく描かれている。死や老いによって、舞台は春夏なのに秋や冬の雰囲気。
リブ・ウルマンの独白の場面が圧巻で、恐怖が痛いほど伝わってくる。
マリヤとエニーが鏡…

>>続きを読む
5.0

このレビューはネタバレを含みます

覗き込む眼差しは自分を見ていたの?それとも救い?抑圧されたエニーの分身、母性に対する嫌悪のような精神病患者マリア。トーマスの中に見つけた父性と愛情、もしかしたらその愛情は危うい倒錯したものなのかも。…

>>続きを読む
D4ikI
4.5

映画史上最も論理的に狂気を描いた作品の一つだと思う。

静謐で緻密な、流れるような心理描写、最初の一秒から計算された美しく呪われたショットとライティングによる陰影。
現実と精神が交互に現前し、溶け合…

>>続きを読む
な
5.0
愛はすべてを包み、実存とは唇に触れて、唇だとわかること、仲間の声を聞いてそれだとわかること
最後のカット良かった
4.8

お茶を飲むのを忘れたぐらい
見入ってしまった。
映画をみながら、しまい込んでいたような子供の頃の自分の記憶の体験が、ぼんやりだが浮かび上がる。
簡単には解決したくない。
理解できるなんてちっとも思わ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事