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鏡に映る実像と虚像は肉体と精神、恐怖と欲求、病院で向かい合うマリアはイェニーが奥深くに押し込めた欲情。引っ越した祖母の家に描かれた犬の悪魔はそこに住む祖母をかたどっているようで、幼少時代厳しくしつけ…
>>続きを読む焼き付いて消えない「顔」がある、でもそれは現在のその人によって想起されるものじゃない、年老いたその人の夫への愛情と献身は主人公を微笑ませさえする。それでもその「顔」はふとした拍子に日常に立ち現れるの…
>>続きを読む「世界の私と社会の私が決して重ならない苦悩」
最近、ベルイマンが落ち着いて観られる。それは自分にとってベルイマンの映画が共鳴というより過去の自分との再会に近い感覚になったからだと思う。
この映画は…
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映像と演出が持つ説得力により、これまでにないほど強く感情移入させられる。原題の意味は、自分自身の過去や弱さへの向き合いだけでなく、画面と観客の暗示とも捉えられた。主人公が患者になり、娘にも同じ傷を負…
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「無信仰者の まじないがある」
「まじない?」
「時々 唱えるんだ」
「聞かせて」
「"出会いによって実在できる日が来ますように" "いつか実在できますように" と繰り返すんだ」
「実在とは?」
「…
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最後に写ったステンドグラスにも、おばあちゃんが写るんじゃないかと思って怖かった。
分裂していく精神をここまで表現出来るのがすごい。 分裂しても尚それも自分という狂気、どうすればいいか分からないよね。…
ベルイマンの映画って面白い。
いわゆる芸術映画なんだけど、芝居がしっかりしてる上に劇的な展開がある。つまり、しっかりしてるw
脚本がいつも良い。
リヴ・ウルマンの演技とそれを引き出す脚本と演出。
…
今や映画のプラットフォームは配信にとって変わりつつあるがベルイマンは早くからTV用の作品を制作していた。本作もその一本だが、未だスウェーデンで放映された181分版がソフト化されていない。いつかリリー…
>>続きを読む1975年/ FACE TO FACE/ 119分 /
スウェーデン,
脚本・監督/イングマール・ベルイマン
出演/ リヴ・ウルマン(エニー)/ エルランド・ヨセフソン(婦人科医トーマ)/ グンナ…