単純に役者の演技が凄まじいのもあるが、ベルイマンは人の顔を撮ることに長けている監督なのだと改めて感じさせられる。日の差し込む部屋、女性を主人公にした家族の物語、過去のトラウマを巡る展開、道を外れた男…
>>続きを読む冒頭のシーンで同類として触れる手に宿る慈しみ。痛みを痛みとして、喜びを喜びとして対峙することでしか生じ得ない切実さ。
演奏会シーンで周りがうっとりしてる中での表情だけでも分かる人には分かるだろう。そ…
なかなか怖い映画。精神疾患やトラウマをベルイマンらしい潜在意識下の幻想的な映像で表出した作品。原色の赤、緑、青が際立つ。二面性についての哲学的で難解な映画ではあるが感情的には主人公の苦悩がダイレクト…
>>続きを読む安定のつらいベルイマン。精神科勤めのリヴ・ウルマンが完全に病んでるやつ。
祖母の家でバカンス〜な雰囲気から始まるどよーんな家族と愛のしがらみ。
割と毒親育ちなもんで、めーーっちゃわかるーーとなるしん…
こっちの夢に出てきそうな黒目がちな老婆をちょいちょい出しながら、狂乱へのシフトの塩梅がなかなか。メンタル瓦解からめちゃくちゃ寝たってレベルじゃない。夢の中での、己が狂気の心底の探求の描写がバラエティ…
>>続きを読むAnsikte mot ansikte——このスウェーデン語タイトルに、ベルイマンは映画全体の認識論的賭けを圧縮している。
「顔と顔を向き合わせて」という直訳は、しかし英語題の Face to Fa…
自分とは何か、現実とは何か、それらの基準としての他者。他者が不確かな存在になった瞬間に、時間は記憶の断片のように崩れ、視点の主導権も失い、ペルソナが揺らぐ。そうして自己の根拠を失いながら、自分自身と…
>>続きを読む「秋のソナタ」と「ペルソナ」を繋ぐ道に立つウルマン。「最終的に愛と死は融合して一つになる」ことへの不安。「誰かの唇に触れ、それが唇だと即座に認識する」ことの不能。それでも「出会いによって実在できる日…
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