倦怠感、ダンディズム、ニヒリズム、全てを備えたミッチャムのフィリップ・マーロウ、そしてミステリアスで妖艶なC・ランプリング、これこそチャンドラーの世界と当時思い酔いしれた、それは今でも変わらない。
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「ブルージーンズ・ジャーニー」(75)のディック・リチャーズが、チャンドラーに挑んだ傑作。2度目の映画化だが、1作目は「ブロンドの殺人者」(44)のタイトル。マーロウはディック・パウエル。本作はミッ…
>>続きを読む【スコッチに涙を託して🍺】
午後のテレ東のロードショーで観た一本。ディック・リチャーズは隠れた才人監督で『ブルージーンズ・ジャーニー』という未だDVD化すらされていないロード・ムービーの傑作がある…
1941年、ロサンゼルスの私立探偵マーロウ(ロバート・ミッチャム)は出所した強盗犯マロイ(ジャック・オハローラン)から恋人ベルマ探しを依頼される。捜索が進まない中、別の事件で判事の若妻ヘレン(シャー…
>>続きを読むそこそこハードボイルド感ある探偵ものとして楽しんだ。そもそもハードボイルドを映画で表現するのは至難だと思うし。
本作のフィリップ・マーロウは案外と真面目だし、結構義理堅い。いい加減でやんちゃでも良…
いかにもフィルムノワールというように、1975年に制作されたもの。ロバート・ミッチャムは良いとしても…。シャーロット・テッサ・ランプリングは綺麗だとしても…。やはり、どこかに違和感が残る。むしろ、…
>>続きを読む事件、探偵、悪女、1940年代、雨、夜、酒、音楽、モノローグ、非の打ち所がありません。これはハードボイルド探偵映画の傑作です。場末のシネマがよく似合う。ただし、レイモンド・チャンドラーの「さらば愛し…
>>続きを読む7年間のお勤めを終えて出所した男が、かつての恋人を探すのを手助けする私立探偵の数奇な物語。レイモンド・チャンドラーの3作目の映画化作品。フィリップ・マーロウを演じた歴代俳優の中で最もマーロウに近いイ…
>>続きを読むオススメ度☆☆☆☆
フィルムノワールを語るには、多分この一作を抑えていれば十分と言える完成度。
ミッチャム演じるマーロウのハードボイルドな男の色気。また、それとは相反するファムファタールの危険な魅力…