静かなる大パニック映画。
極限状態に置かれた人間達が、静かに日常を失い非日常を日常として生きていく。余計な音が無く、息づかいや衣擦れの音もしっかりと聴こえる。火の粉がはぜるパチパチという音が凄く印象…
ハネケ監督のコメンタリーより「現代は、ニュースで世界の破壊が映し出されるような時代だ。だがそれは他人が住む遠い世界の出来事。だからこそ、居心地の良い世界で終末を見ている社会に対し、この作品を提示した…
>>続きを読む衝撃的なラスト。人間を冷徹に描き出すスタイルは見事です。人間というものは歳を重ねるごとに罪深くなっていく。では何故、人間は存在し続けるのか?純真無実の少年が背負う、大人が背負わせる十字架から絶対に眼…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「何か」によって、食糧難に襲われる人々を描くアポカリプス映画。自然災害によるものなのか?戦争によるものなのか?なぜこの状況になったのかは観る側への説明も無く、そもそも問題ではない。普通の暮らしが突如…
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