第二次大戦中、日本が統治する台湾の農村において徴兵を免れた兄弟の日々。
どれくらいリアリティがあるのかわからないけど、この時代を描いたものとして興味深かった。
考えてみたら当たり前だけど台湾の人も…
シネマスコーレの台湾巨匠傑作選2025にて。
ワン・トン(王童)監督の台湾近代史三部作その2。
『無言の丘』に続く時代で、太平洋戦争まっただ中。
原題の『稲草人』は、案山子のこと。
結婚直後に夫を…
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戦争中、日本が台湾に入り込んだ日々を、村人の暮らし目線で描いた
最初の場面も初めて知った。こんな田舎の台湾人まで徴兵して南洋に行かせて戦死した人の遺骨に小さな賞状と日本の旗を付けて妻と子供達たちに返…
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ワン・トンの描く村人は戦争に翻弄されながら生活しているはずなのにネガティブな要素が あまり感じられない。狙ってやっているのだと思うが不幸とは無縁というような顔をしている。日々の暮らしは決して豊かでは…
>>続きを読む不発弾は何かのメタファーなのか?と勘ぐりながら観ていたのだが、普通に物語上の意味があった。侯孝賢の『冬冬の夏休み』のように、日本人に馴染みのある曲で終わりを迎える。しかし味わいは全然違って、昭和のコ…
>>続きを読む子供に牛のクソって名前つけるのがすごい。台湾語で「日本」は「ジップン」らしい。ジャパンに近い。まあ日本語でも読もうと思えば「ジッポン」って読めるけども。
村に落ちてきた爆弾で一攫千金を狙う村人たち…
難しいことは分からないけど
家族の幸せは譲れない
アメリカさんが落とした爆弾で
てんやわんやの大騒ぎ
何とか褒美を貰えないかと
エッサ エッサ ホイサッサ
辿り着いたその先で
思い描いたモノじ…
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《台湾巨匠傑作選2025》④
第二次世界大戦中、日本統治末期の台湾。出征を免れ、大家族で貧しい生活を送る小作人兄弟。鉄、牛等を上納すれば褒美が貰える...
兄弟の畑に米軍の不発弾が...
褒美が貰…
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