愛はいつでも先を行く。その後ろ姿を遠目に追い続けること、それを「愛した」と言うのだろうか。愛も老いる。手に入れたら、あとは失うだけだ。
一人の人間として、これまで愛について考えた。最期まで愛は手に…
ストローブ=ユイレみたいに、画面があんまり動かないので少し退屈だと感じてしまい申し訳ない
回想シーンとか老後のシーンで、画面が少し光溢れるというか、ふわふわするのは面白かった
蝋燭がお好きで
鏡のシ…
終始作為的な視線のズラしが繰り広げられるが、無闇にカットを割らずに長回しを選択したのが偉い。カットを割らないことで、画面には嫌らしさではなく気まずさが漂う。カメラをそこに置いたのではなく、そこに置い…
>>続きを読むうーん、わかりそうでわからない。男が求める女と女の求める愛が噛み合わない。ずーっと奇妙なズレがあって、愛を求めた女は結局最後ひとり年老いた姿になってるんだけど、別に不幸そうじゃなくて、なんかさっぱり…
>>続きを読む流麗で美しいにも程があるカメラワーク。惚れ惚れする。長回しで映像に釘付けされる。圧巻である。
愛の加害性をありありと映し出すわけであるが、ドロドロしたものを扱いながらも弛緩することなく、そして破綻…
劇中、ゲアトルーズが求める愛は自らの信念を貫く事。
夫とも愛人とも昔の恋人とも分かり合える事のない、その全く噛み合わない会話を徹底して見せられた。
社会における女性の存在、その中で自らの信念に従っ…
大半がワンシチュエーション会話劇の中で、視線の交錯とか動きとかにかなり厳密に撮られてて、確かに様式美は今までと変わらずある。ただ、「中世的な信仰と個人」から「近代的な抑圧と個人」にテーマが変わってる…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute