20世紀初頭のコペンハーゲンを舞台に描かれる本作は、真実の愛を求めて揺れ動く1人の女性の内面を静かに、しかし深く掘り下げていく。主人公は、社会的地位を持つ弁護士の妻として安定した生活を送っているが、…
>>続きを読む冒頭からゲアトルーズの視線が印象的。頑として目を合わせようとしない姿にゲアトルーズか秘めた恐ろしさを感じた。しかし、ゲアトルーズよりも男たちの方がデリカシーなかった。今作はその前に観た『奇跡』とは違…
>>続きを読む「奇跡」同様に長いワンカットが多いうえ、登場人物がほとんど視線を合わせずに会話するため舞台感が強かった
人や家具などの配置からもそう感じたのかもしれない
数少ない視線を合わせるシーンである序盤のカッ…
ドライヤー特集最後にして、監督の遺作を和歌山のシネマ203にて観賞。
ゲアトルーズが望んだ愛とはなんだったのか。自分が望む形の愛は手に入れられず、しかし望まない愛は沢山ある。
自分が理想とする愛に対…
このレビューはネタバレを含みます
「カール・テオドア・ドライヤー セレクションvol.2」
一人の女性が、「愛」に対して信仰のように追い求める姿を会話劇で描いたカール・テオドア・ドライヤー監督の1964年の遺作。
主人公であるゲア…
(c) Danish Film Institute