「社会派」という厄介な形容詞を一蹴するかのような軽みで社会の真理を説くプロレタリア映画。企業・組合・労働者間に確信犯的に渦巻く保身と敵対の構造。ドラッグパーティも金庫破りもカーチェイスもあり。ボーリ…
>>続きを読むポール・シュレイダー監督作品
舞台は1970年代のアメリカ🇺🇸
自動車工場で働く3人の男たちジェリー(ハーヴェイ・カイテル)バーニー(リチャード・プライヤー)スモーキー(ヤフェト・コットー)は…
自動車工場の労働者を描いたポール・シュレイダー監督作品。
働いても働いても楽にならない生活、労働者の意見を聞かない会社、困っていても助けてくれない組合。行き場のない彼らは組合の金庫の窃盗を企てるが⋯…
ショーン・ベイカーの映画ってこのバランスにも近い気がする。ダラダラコメディから後半になるとルメット的なポリティカルサスペンスになるのが本当にすごい。スパイク・リーがフェイバリットなのも納得。リチャー…
>>続きを読むコメディなんだこれ…。強盗直前に同じノリでウッキウキで3Pにこそっと行くあたりでもうありがたすぎる画面に手を合わせたくなる。
そんな能天気な仲間が塗装現場でスプレーに包まれて死んでいく場面の豊かさよ…
身近な現実と地続きな犯罪の恐怖。ジャンル映画としての楽しさよりは、怖さの方が勝る。の、わりにはマイケル・マンぽいノワールにしようとするシーンがあったり、ちょっとコメディにしてみたりと、トーンの切り替…
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