この映画、やはり凄い。主人公の呪詛は無し冷笑的な世界観が、淡々と挿入される環境破壊の映像モンタージュとシンクロする。ブレッソンのいうシネマトグラフの到達点に近い肌触り。『ラルジャン』の前か。特に音響…
>>続きを読む誰もほとんど笑わず理屈っぽく淡々と物語がすすむのだが、その単調な中に突然環境破壊の衝撃映像や長い注射シーンがさしこまれたりするので、まったく油断ならない。
正直ちょっとファッションメンヘラぽいなあと…
文明が引き起こす人類全体の死と個人の死。並べるとより個人が強調される。全員の身体が歩く空の箱のようでブレッソンが役者をモデルと呼んでいたことに納得する。教会の権威がこれだけ強いヨーロッパで、映画の撮…
>>続きを読むこの監督、人間嫌いなんじゃない?
と思っちゃうくらい何というか主人公達や人間が作った世界に向ける目線が冷たく感じた。
たまたま同時期に、とってもあったかーい映像を撮るケシロフスキーの作品を沢山観てた…
大好物な不穏さと美しさ。。
ファッションも、壁の色も、銃弾も、濁った川の色も、チョコレートも、目つきも、声も足音も、キメキメで最高…!
美しく賢くも出口の見えない闇に侵されていく哀れさに召されました…
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