地獄のような結婚式。こんな結婚式はイヤだ、学生運動編といった趣。新郎側も新婦側も党だの革新だの闘争だの言ってる人たちで、祝いの言葉そっちのけで理屈を並び立てる。結局、悪いのは学生を扇動したあげく急な…
>>続きを読む歌って踊る大衆的態度と、理論をこねるエリート的態度の対比が、議論する声と歌声の重なりで表わされていたと思う。現実が理論の通りにいかないということは、学生運動ひいては左翼全体のじれったさであるだろう。…
>>続きを読む・言葉を噛もうが詰まろうが間違えようが、スピード勝負で当時の空気感を残してくれたことが、リアルタイムを知らない世代としては有り難い。
・津川雅彦がいいと思った。ああいう人、実際にいたと思う。演技に…
セリフを噛んでもカメラを回し続け、結婚式場での安保闘争討論を回想を交えて一本の映画に仕立てあげる。舞台劇のようでもあり、ドキュメンタリーのようでもありるが、学生映画的な匂いのプンプンする素人臭い大島…
>>続きを読む「日本の夜と霧」(1960) / 大島渚は、本家であるアラン・レネの「夜と霧」(1955)と同様に長回しの演出がされており、それに加えてセリフ間違をした部分もそのまま採用されていることがとても面白い…
>>続きを読む松竹株式会社