アベルが狂気と混乱に飲み込まれていく様子が、まるでその場にいるみたいに怖くて引き込まれる。派手さは全然ないのに、じわじわ全身がゾワッとする感覚。
ベルイマンがドイツ・ウーファのスタジオを使って再現し…
傑作。ホラーゲームで100回見た(バイオハザード、アウトラスト、デッドスペース、etc)恐怖の人体実験描写なのに、なぜかこの映画の“恐怖の人体実験”は異常に怖い。ホラー関係のクリエイターは全員必修と…
>>続きを読む一人一人の心の機微を丁寧に描いていた。
第一次対戦後のドイツ。
人々は貧しく、マルクの価値も下がる。
未来に希望を失ったドイツの人々。
アベルもマヌエラもどう生きたらいいのか、苦しむ。
最後アベルは…
ベルイマンがプロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスと仲良くなって巨額の予算で作れた映画だとか。DVDの特典映像が面白かった。路面電車も特別に用意したらしい。当時のベルイマンはアメリカで不人気だっ…
>>続きを読むこれまたベルイマンにしては異色の作品。ドイツ舞台でけっこうお金出してもらって豪華なセット組んだらしい。ベルイマンはこの頃スウェーデンから脱税疑惑かけられて怒って国外出てた時期らしい。最初はパリ行った…
>>続きを読むベルイマンの中では毛色が違う映画でサスペンススリラーっぽくて面白い。
ストーリーは違うが時代と舞台が同じ陰鬱ミステリー「ヒンターラント(2021)」を思い出した。あれも面白かったね。
舞台は第一次…
想像より政治的な内容のサスペンスでベルイマンっぽくない異色作だがそれなりに面白かった。キャバレーの店主が愛国青年集団にバチボコに殴られるシーン、店主はフレームの外でアベルだけが映されている構図がより…
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