反戦を反体制の視点で描いていて、リアリズムというか容赦の無さが凄い。透徹な感じはヨーロッパ映画のようだし、堅物な感じは日本の左翼映像作家の作品のようだ。戦争の現場なんて本当にこんな風だろうなと思わせ…
>>続きを読むところどころ構図をキメているが、まだキューブリックらしさが固まってない印象だった。だが、これでカーク・ダグラスと組んで後々キューブリックは大作監督になれたわけだし、奥さんにも出会った作品だし、キュー…
>>続きを読む戦争という極限状態が人間から倫理観を奪い醜悪な生き物へと変容させることがよくわかる。
戦時下において、社会のシステムが崩壊したことを良いことに非常識的な行動を取る醜悪な人間は一定数存在し、戦争映画で…
「戦争」という題材で、戦争をそのまま描かずにその場で生まれる「人間」を描くのにキューブリックを超えるものはいない
権力を持った人間のエゴ、それに翻弄される下級兵士。権力の絶対的な行使を残酷に描きつ…