モノクロで描かれる物語で、その特性を把握しつくしてここまで美しい映像に仕上げてる作品があるだろうか。
それは有名な安寿が湖に身を投じるシーンは勿論のこと、ラストの海や、森の中、ふとした風景の切り取…
初鑑賞はスクリーンでと決めていたが、ついつい再生ボタンを押してしまった。
確か中学国語の教科書で知った「安寿と厨子王」。
若気の至りで名作即ち退屈なモノと認識してしまい、長らく"なんだか可哀想なお…
2025/8/5火曜日9:30〜BS4Kモノクロ4kデジタルリマスター
猛暑日連続している数えていないけれど
外出を控え運動禁止警告あり テレビ欄を見ていた家族の進言により見る事に 初めての作品
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一家離散と”奴婢“⁉︎という、我々にはパンクじみたテーマ。消滅した日本独自の神聖さもフィルム全体に染み渡っていて、良い。
鴎外版(原典)にあった地蔵の治癒能力も排したのは英断。あのぬるい救済が入って…
名作を撮った名監督という意味を超えて、完璧なショットとは、どういうものであるのかを教えてくれる映画監督のうちの1人として、『雨月物語』(1953年)を通過したのち、溝口健二は胸に刻まれることになった…
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