ピンク版「緋牡丹博徒」な趣き。加藤泰が絶賛したと言う。脚本が大和屋竺の割にまともな作りだ、と感じたがやはり突然現れるピストルには歓喜した。
刺青が共鳴し合い男女が結びつくシーンは神聖で禍々しくすさま…
「地獄へ行くにはまず高いところへ昇らなくっちゃならん。谷底に針の山が見えるしかけだ」
「お名前を伺わせてくださいましな」
「ふふん」
「本官の名前をきいてどうする」
「賽の河原から呼んで差し上げよ…
時代劇風味のピンク映画。大和屋竺の脚本のハードボイルドな味わいを歌舞伎の時代世話もののような融合のさせ方で提示していて、これを演出する渡辺護もまた職人的にシナリオに沿って映画化させていて見事なコラボ…
>>続きを読むピンクというセックス主題のジャンルであることを逆手にとり、メジャーの女任侠映画では目を背けてきた主人公への性暴力などを通して女が渡世を張ることの辛さ苦しさを描いた女やくざ映画の佳作。主役の弁天お加代…
>>続きを読むシビれるほどの傑作。まずオープニング曲からして素晴らしいのだが、音楽担当の林伊久馬とは何者なのか。ググっても何も情報が出てこない。ライ・クーダーとマヌエル・ガルパンのアルバムを彷彿させるようなカッコ…
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