生島治郎の傑作小説が、どうして、こんな凡庸な映画になるのか。舟橋和郎のダメなホンと、井上昭の凡庸な演出。田宮二郎が哀れ。
同じ原作を、日活で67年に映画化しているがこちらは原作を活かした裕次郎映画で…
うるさいぐらいのジャズBGMとキメキメの構図は眼福だが、肝心の話がノワールまがいのメロドラマではな…
大映ノワールはどうにも生真面目過ぎるので、日活ぐらいの愛嬌がほしいところ。
杖をついた田宮二郎…
スピーディーだし洒落てるしニヒルだしで欲しいもの全部のせ。
大変よろしい。
こんなの何本でも観れる。
貿易関係とハードボイルドの相性の良さについて、我々は再考しなければいけない時期にきてるのかも…
スタイリッシュで、フォルム・ノワールを感じさせる作品。楽しめます。足が不自由なためにステッキがトレードマークでニヒルな田宮二郎さん(久須美役)がカッコいい! 怪しげな雰囲気を漂わせる美人役の久保菜穂…
>>続きを読む杖に義足の社長・田宮二郎が今回もハードボイルドに自ら事件解決。登場人物が少ないからホシの目星は大概つくが、無人の競輪場に置かれた硫酸で顔を焼かれた射殺体×2とか、ヘロイン中毒の川津祐介の死に様とか、…
>>続きを読む井上昭監督、陸軍中野学校の二作以外では初めて
プロットの凝りという手段が目的として主張してしまっている種のもので、好まぬもの
画づくりは悪くなく、ジャズ劇伴は良い
この時期の大映での川津という…
日本映画専門チャンネルの「ハイビジョンで甦る日の当たらない名作シリーズ」で観た。未ソフト化作品。(鑑賞当時)
ジャズが流れる良いムードの映画。
船での密輸取り締まり場面から始まる本作は、久須見(…
国産B級ノワールの佇まいがいい感じ。冒頭10分で犯人の目星はつけども、久保菜穂子は和製ファムファタールとして完璧に機能してるし、話が進むにつれて川津裕介がどんどん良くなっていくのがいい。今にも手コキ…
>>続きを読む映像はモノクロ、音楽はジャズ、セリフはキザと、徹底してかっこいい映画。二郎さん、こういう作品が似合うなぁ。
でも二郎さんと久保菜穂子が声には出さず、テレパシーで語り合うのはちょっと笑いそうになった。…