「つばさ」(1927)「民衆の敵」(1931)のウィリアム・A・ウェルマン監督が、西部を舞台に冤罪事件を描いた衝撃作。ピーター・フォンダ主演。
ネバダ州の小さな町に、牧場主が殺され牛が盗まれたとい…
イーストウッドのオールタイムベスト映画であり、スピルバーグが最も愛する監督の1人ウィリアム・A・ウェルマン。
淡白でテキパキとした語り口に加え、『ミリオンダラー・ベイビー』や『チェンジリング』等の…
このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
字幕版です。
NHKのBSでの放送を録画しました。
いい映画でした。
考えさせられる作品でした。
①印象的な点
・集団の暴走
本作は「とある人物が殺されて牛を盗まれた」…
西部開拓時代の冤罪の話。
冤罪モノは時々映画で見るテーマだけど、今まで観た作品の中では最も古い作品。
現代の作品に比べて、冤罪までの経緯があまりに雑で、まともな裁判もせず、集団の歪んだ正義感で冤…
超胸糞映画。一見正義感に裏打ちされた行動が、私怨によるリンチ、リンチによるカタルシスへと容易にたどり着くことを描いてる。集団の持つ熱というはそれくらい恐ろしいもので、西部の法やビジランティズムを肯定…
>>続きを読むこの作品では、法について語られます。
日本のサラリーマン社会や男社会に出入りしていると、アングロサクソン人の生真面目さが懐かしくなる時があります。
"The law is slow and car…
たった75分にこれだけのものを詰め込んでくるのか。正義を叫ぶ大声は本当に正しいの?引き返すことも立ち止まることもできた、もっと考える時間だってあったはずなのに、熱狂が全てを押し通す。数の暴力に対する…
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