ドフトエフスキーの登場人物やらアダムとイブやら別の物語の住人たちが織りなす癲狂院の群像劇。再演される名場面にカチンコ。カラマーゾフの兄弟が「大審問官」のイエスの接吻を再演して、登場人物たちの間でキス…
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静かな会話劇の中で、いきなり一本道を直走るバイクがこちらへ向かってくるショットに切り替わるところには目を覚まされました。
ピアノに舞い降りた鳩が窓から飛んでいくシーンも印象的で、不意にカチンコが鳴…
相変わらずめちゃくちゃ引用するし語ってるけどカット割りが細かくて丁寧。冒頭のアダムとエバによる「創世記」の再現、林檎を食べた瞬間に雷雨になり医者がバスタオルを持って駆け寄るシーンおもろ。ただ雨で寒が…
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記録
DVDの裏にあるあらすじを見てもよく分からず、楽しく鑑賞できるのか心配していたが、「小説などの登場人物になりきっている人々の物語」なだけあって登場人物のほとんどが個性の塊で、楽しく鑑賞できた。…
ポルトガル映画の重鎮マノエル・ド・オリヴェイラ監督が83歳時に撮った代表作のひとつ。現代の精神病棟を舞台にキリスト教的世界観を再考する群像対話劇。
「精神を病んだ人々の家」と表札を掲げた大きな屋敷…
精神病院を舞台にした男女の罪と救済の物語.:*♬
冒頭から全裸でアダムとイヴごっこしてて笑った😂こいつら正気なのか狂気なのか。歴史的文学作品のキャラに皆それぞれ141分も真面目になりきっているのは…
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思ったよりゆるかったけど面白かった。でももうちょっと別作品出身キャラ同士が絡むのが観たかったかな。
イワン・カラマーゾフがバイクで来るの大物感あって最高だったからもうちょっといてほしかった(大審問官…
ベートーヴェン《悲愴》と共に始められ、シーンのひとつとしてのピアノの演奏と人間の声によって神や宗教や哲学が語られる。動きの少ないカメラで映す難解な会話劇はある種のベルイマンの手法に通じるものがある。…
>>続きを読むこれがオリヴェイラか〜…!
西洋のキリスト教観と諸々の哲学で殴られる映画
聖書と罪と罰の内容は一応知ってるつもりだったけど時差で理解できたって感じだった。ニーチェの哲学は超訳しか読んでないからつい…