【浅知恵の結末】
スターリン時代のシベリア。
強制収容所のある街での当時の日々を振り返っているのであろう作品。
この作品が撮られた当時は、まだ、近い過去だったこの時代の、混沌とした人間模様が垣間…
女性の聖母としての描かれ方。女性のヒステリックの描かれ方。すごいな。
ちょっとヤバそうな人や、子猫になんかしちゃってる老婆の映し方。幼少期の"なんか見ちゃった…"みたいなトラウマ的な世界の見え方をそ…
スターリン時代のソ連。極東つまりシベリアの小さな鉱山町。政治犯の収容所や日本人捕虜の収容所がある。主人公ワレルカは小学生男子。母親と二人暮らし。母親はクラブで働き、男を取っ替え引っ替えしている。ワレ…
>>続きを読む難しい展開ではないのだが、なんか色々な暗喩とか直喩とか私が分かっていないだけなのか?何故こんな結末に?というか、まあなるべくしてなったような結末ではあるんだけど報われない……しかし、徹底的に不条理っ…
>>続きを読む知人の勧めで鑑賞。
ロシアの子どもたちとそれを取り巻く環境の難しさをリアルに感じられた。
少年映画らしく日常のゴタゴタやちょっとしたロマンスから大きなトラブルにも巻き込まれ…までは普通に観ていたら…
【少年映画の金字塔】
1989年作品。作品で描かれるのは1947年。ソ連時代の沿海地方スーチャンが舞台。大戦の戦勝国のはずなのにこの極東の地は恐ろしく貧しい(北朝鮮を想起させる)。その汚泥の中 逞し…
初めて昔のそれも戦時中?戦後?を舞台とした映画を見た。むかし昔のソビエト人?の性格のまま表現してる感じがした。ロシアはやっぱり人間味が溢れてて、生々しいと思った。日本人捕虜も登場して敵だったこともあ…
>>続きを読む強制収容所のあったソ連、極東の炭鉱町スーチャン(現パルチザンスク)で育ったカネフスキー監督の、少年時代の記憶を描いた青春レアリスム。トリュフォーのドワネル三部作同様、12歳の少年ワレルカとその周辺の…
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