新聞に自己評価で点数をつけることを趣味にしている川島いづみ(池田愛)はある日交番の前で30万円入った財布を拾う。
身分証から家に届けようとするが、表札に書かれた名前は農林水産省からの天下りニュースに…
新聞記事を隅々まで読んでマイナス採点するなんてとても変わってる女子高生
川島いずみの足元に落ちていた財布を拾ってそのお金が巡りめぐって回るのが面白い
芝居が上手くないなぁと感じながら観ているうち…
自宅で鑑賞
信頼度No.1の小林啓一監督第一作
終始不機嫌な女子高生が拾った財布が巡り巡って彼女の日常を少しだけ変化させる
劇中最もピュアだったいずみちゃんが最後にしようとした事は、欺瞞や偽善ば…
“偽善”や“欺瞞”に満ちた世の中。
斜に構えた物事の捉え方も他人の痛みを知ってこそ、自分の無知や愚かさを知ることになる。
ややクサい台詞回しは気になったが、“金”をきっかけに世の条理・不条理を知る展…
ある日イズミが拾った大金入りの財布は、日常という池に投げ込まれた小石のように静かに波紋を広げる。年代や文学的趣味がドンピシャな私にとっては、かなりお気に入り度の高い邦画です。
落語好き、2011年…
このレビューはネタバレを含みます
傑作だ。
モノクロで彩られた映像は構図も良く、美しく、想像力を掻き立てられる。
しかし何よりも特筆すべきなのは主演の池田愛さんのセリフ回しである。べらんめえ口調のそれは音楽の無い映画の中でリズムを与…