悪人に平穏なしの作品情報・感想・評価・動画配信

「悪人に平穏なし」に投稿された感想・評価

久しぶりに見たけど、やっぱりイイね。
タイトルからして北方謙三みたいなハードボイルドみあるでしょ、撮影自体もとってもハードボイルドでフィルムの感じと構図の奥行き感が凄く良い。
かなりロケを頑張ってたり、車がフレームインして画面の手前にビタッと止まるのとか、とてもカッコいい。すごく好きな映画なんですよね。

やっぱり強烈なのは、「極悪‼︎ラムコーク刑事」こと、サントスですよね。ほんとタチの悪いアル中オヤジで、初めてみた時「え、こいつ警察なの?」と冒頭から驚いた記憶。その後の突然のバイオレンスも度肝を抜かれます。
これは憶測なんですけど、『渇き。』の役所広司ってこの映画のラムコーク刑事を参考に役作りしてると思うんだよね。ビジュアルもそうだし、口の両端を撫で下ろすような仕草だったり。

ともかくストーリーとしては皮肉なもので、ドツボにハマってあくせくする役所広司こと、極悪‼︎ラムコーク刑事が証拠隠滅を図って行くなかで、結果として凶悪テロを阻止するという、この皮肉がスペイン映画らしいなと思う。一方でクライマックスの戦いに行くぞっていうシーンではマーチが流れたり、ハリウッド的な映画作法に基づいているようにも思える。また、バイオレンスシーンで引きのカメラになったり、あえて静かに作っている部分では北野武や黒沢清的な演出もある、とにかくツボを抑えた良作なんだよね。
てるる

てるるの感想・評価

3.0
ラムコーク大好き刑事がバーで3人を殺してしまい、証拠隠滅を図ろうとする話。

この刑事が元々はバリバリな特殊部隊だったけど、今は閑職に追いやられてる。
過去に何かあったらしいけど、深くは掘り下げない。

証拠隠滅を図ってるうちに、何やらテロに関係する人物を追うことになる。

この証拠隠滅→テロ捜査の流れがイマイチ分かりづらくて、正直終盤まで何やってるのか分からない。

並行してバーでの殺人事件を追う判事たちも描かれるけど、それも盛り上がりそうで盛り上がらない展開に。

ハードボイルドかつサスペンスな展開で観てしまったけど、観終わったら何だったんだ?と狐につままれた感。

結果的にそうなったのか、それとも過去の事件が彼を捜査に駆り立てたのか。
その辺を上手く繋げたら面白そうなのに。

ただ、僕の理解力が足りなくて分からなかった可能性もあるけど。
ホセ・コロナドの顔面がバイオレンスアクションな雰囲気を漂わせているが、ゴリゴリのサスペンス映画。アクションはラストのみ。

マドリード列車爆破テロ事件から着想を得たという今作。
バルでの殺人事件、麻薬密売組織との関連、イスラム過激派の影、様々な要素が絡み合い、テロへと帰着する。
テロ事件を中心に据えながら、じわじわと周囲から滲むように核心に迫る脚本の妙。
ただ、全体的に一定のテンポで話が進み、劇的な展開もなければBGMも少ないため映画として少々平凡で物足りなさを感じた。

サントスがバルでの殺戮の後、自室でソファに腰掛け人差し指に拳銃をぶら下げている。
ラストのテロリスト殺害後も同じ構図である。
彼は何を思い描いていたのか。
サントスの行動原理には一貫性がなく、
何をしたいのかイマイチわからなかった。
バルで殺人を犯し、証拠隠滅の過程で見つけた大きな犯罪の影。それを一人で捜査する。サントスには何のメリットもない。結局何したかったの??🤔

というか、テロリストのアジトにどうやって辿り着いた?見逃した?

??

ハードボイルドで誤魔化してる部分は強いかもしれぬ。

イスラム過激派組織が消化器で即席爆弾を作製している様子は、非常にリアリティに富む。
テロは未然に防がれたが、即席爆弾と入れ替わった消化器からの情景に背筋が凍った。いつ何時この何気ない日常という幸福を奪われ失うとも限らないのである。
軽くワンハリのような印象を受けた。
ダークなワンハリ。

渋いおじさんが飲むお酒はなんとも美味しそうに見える。
一度はバルでラム&コークを頼みたくなる。そんな映画。
原題「NO HABRÁ PAZ PARA LOS MALVADOS」邦題通りのスペイン語

悪くないですが、うとうとしながら観ていたので、スペイン人の顔の区別がつかず、あれよあれよと進んで行き、話についていけず終わってしまった笑
ちゃんと観たらストーリーがちゃんとあります。が、スペインなので...

一つ言えるのは最初から最後まで「ラム&コーク」ばかり飲んでいた!
美味しそう!

英題「No rest for the wicked」 英会話では「貧乏暇、なしだね」っておどけていうらしい

TMI...「ラム&コーク」(Rum & Coke)はスペイン語で「クバ・リブレ」とも呼ばれて昔からあるカクテルの一種。日本では「キューバ・リバー」と呼ばれていますが、キューバ独立戦争の合言葉「Viva Cuba Libre!」(ビバ・クバ・リブレ キューバの自由万歳!)にちなんで、アメリカのコークとキューバのラムで作られた。
日本語だと「リバー」なので「キューバの河」だと思ってる方が多いので注意です。私も昔はその一人笑
NF

NFの感想・評価

3.0
スペイン製のサスペンス。演出や雰囲気が日本やアメリカとは違うので、どの時点でテロに気付いたのかよく分からなかった。
主人公の顔面の圧力からしてバイオレンス系かと勝手に思っていたがアクションシーンはラストの若干の銃撃戦ぐらいだった。
mh

mhの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

スペイン製のピカレスクミステリー。
アル中が高じて店員を皆殺しにしてしまった刑事が主人公。
証拠隠滅の最中に、進行中のテロ事件に気が付いてしまう。
たったひとりでテロ事件を追いかけはじめると同時に、麻薬組織方面で動いている検事たちもいて、やがて……というストーリー。
なにからなにまで渋い作りで、細かいところがかっこいい。
・ラム・コークばかり頼む主人公。
・娘がヘロインやってるの止めない。
・CDケースの粉をペロリとやる同僚。
・線条痕の偽造と、射撃場で硝煙反応対策。
・自分で縫合。酒を煽って麻酔。
・ヨーロッパに浸透しつつある、イスラム教過激派たちの動向。
そして、なんといっても、ラストカットが決まりに決まってる。
この主人公、日本だったら役所広司意外に考えられんな。
なんでこれ見ようと思ったのか不思議なんだけどすげー面白かったです。
おけい

おけいの感想・評価

4.0
スペイン産、ハードボイルド系クライムサスペンス。スペインのゴヤ賞では14部門(最多)にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、編集賞、音響賞の6部門(最多)で受賞した作品です。

かつては優秀な特殊部隊員だった過去を持つ落ちぶれた刑事が酔ったはずみでバーで殺人を犯してしまうのだが、隠蔽の為、目撃者を追ううちに大規模テロの工作に気づき独自の捜査を進めていくというストーリー。

『ロストボディ』や『インビジブルゲスト』などで評価が高く人気のあるスペイン産サスペンスとは毛色が違いますし、ここでの評価は低いですが、私好みの作品。

とにかく、主役の刑事役、ホセコロナドの顔面の存在感が凄い。あの髪型は正解なんだろうか🤣髪型によってはもっとカッコ良くなりそうなオジさんだけど。『ロストボディ』の主役の時とだいぶ印象が違うから逆に凄いけど。

この作品を見て思ったんだけど、自分の好きな傾向の映画がはっきり分かった気がする。オーストラリア産ノワールの大好きな映画『ミステリーロード』にも共通するのですが、特に盛り上がりもなく淡々と捜査するだけで、劇中でのストーリー解説は望めない。俳優の表情や目線、セリフをよく観てないとおいてかれる。それゆえに主役の渋い顔芸に全部かかってるような作品。そしてラストに全部持ってくるみたいな。

堕落した悪徳警官と言ってもいいのかもしれないが、捜査するうちに昔の感を取り戻し刑事魂が呼び戻されていく感じが好き。

本作もラストで全部持っていかれたわ。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

1.5
〖ハードボイルド:スペイン映画〗
2004年に実際に起きたスペインの首都マドリードでの列車爆破事件を題材に描いたハードボイルドサスペンスらしい⁉️
スペイン映画が肌に合わなくて…止めちまった作品でした😱💧

2021年1,720本目(▲163)
theocats

theocatsの感想・評価

2.7

このレビューはネタバレを含みます

酒乱状態で理不尽極まる衝動的な多重殺人を犯した刑事が、唯一の目撃者を亡き者にしようと追跡するうち、知らず知らず巨大テロ組織の内幕に入り込むことになり、思いもかけず目撃者のみならず組織壊滅の〝手柄”を挙げ、自らは殺人者として検挙されることなく、〝名誉ある殉職”で生涯を閉じる(?)というフムフム・マズマズ・ニヤリと少しはさせられた作品。

とはいえ、テロ組織が仕込んだ〝消火器爆弾”は不気味な匂わせのままエンドとなってしまったので、殺人刑事が真の英雄殉職者となったかどうかは分からず仕舞いだけどね。

アメリカ映画とは異なるヨーロッパ的な落ち着いたトーンが、つまらない映画を見続けてくさくさしていた神経を鎮めてくれたというポジ点を個人的に感じた。結局殺されたのは皆悪党ばかりだったという落ちになるようだし。※でもクラブのママは不運なとばっちりだったかもしれないが
『裏切りのサーカス』並みの渋さ。全編、あの死に様を描きたいがためのお膳立てやないの、と。
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