ダークホース リア獣エイブの恋の作品情報・感想・評価

「ダークホース リア獣エイブの恋」に投稿された感想・評価

泣きましたね。

コンプレックスを最大のテーマにしながら行き着く先は家族の愛。

ラストシーンがほんとに美しい。
この世に望まれていない人は居ない、という監督からのメッセージにジンワリと感動が広がっていきます。
死ぬほどイケてない太っちょハゲのエイブが不器用な恋をするコメディということで、まぁ相当間抜けで笑える、テンポのいい映画なのだろうと思って見はじめたら、期待とまったく違って驚いた! まず、ペースがものすごく淡々としてるし、映像も人物とカメラの距離感がどことなく居心地悪い。音楽もほとんどなく、流れるときはものすごくイジワルな使い方で、そのあとの音楽のなさを強調するかのよう。どっちかと言うとシュールなヨーロッパ映画みたいな雰囲気。エイブが友だちの結婚式で、そこそこ美人な女に声をかけて、全然興味なさそうなのに気づかず、ゴリ押しで電話番号をゲット。で約束を取りつけ、彼女の家に遊びに行って、突如プロポーズするという凶行に。ひいいいい、それはさすがにヤバくね?と思って見てるんやけど、この女が恋にやぶれたばかりのメンヘラで、支えを必要としており、ゆえにエイブに傾いていく。こいつぁ奇跡のような話だなぁと思ってると、実はその子はとんでもなく重大な秘密を抱えていたのだった…!という話が、粛々と展開。一応コメディはコメディなのだが、ちょー毒気の効いたダークユーモアが、突発的にサラッとかまされる感じなんで、一瞬ブハハハハ!!!と爆笑しては瞬時に収まる、というのが何発か来て、すごい変わってるなー、と思って見てると、話が進むにしたがって、おかしくはあるが全然笑えないギョッとする感じになっていって、終盤はOMG、OMG、の連続。ヒドイ…ヒドスギル…けど、ほんとにウダツのあがらない人の人生とは、リアルにこんな感じなのかもしれないと思ったりすした。オンラインでネガティビティを撒き散らしてる人たちの人生とは、まさにこんな感じなんじゃないか。自分の人生に対して若いうちは期待を持ってたんやけど、全てがそれを裏切っていき、いいこと何にもない、コテンパン、でも自分のせいではないと思い込み、憤りに支配され、いよいよ運命に突き放されて、絶望し……。オレの人生とは、一体何だったんだ? って。ものすごく強烈、かつ辛辣。終盤のトイストアのシーンとか、ほんと見ててすごい気分になるよ。うええええ。皆様も、是非。おとんを演じるクリストファーウォーケンのヅラと無表情がサイコーにサイコーに面白いし、おかんは、誰やっけこのお婆さん? と思ってエンドクレジットで驚き。このふたりが脇で、楽しみが何もない結婚人生を見事に体現してて、すばらしい。どこの国でも問題は同じだね。そして、同僚のオバさん! コイツはキャラとしてはハート撃ち抜かれたわ! こういう人知ってる!笑 最後の最後まで一貫して、おもしろい! 残酷! リアル! いやー返すまでにもう一回見たいかも。
10marks

10marksの感想・評価

3.5
希望がありそでなさそだったり
予想通りで面白かったり
予想を裏切ってきて驚きがあったり
そういうさじ加減が絶妙
santasan

santasanの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

甘やかされたまま中年まで来たオタク男。普通だったらその成長やそれでもいいところを描くんだろうが、結局どうにもならなかった結末を描く。最後は夢と現実が交差し後味が悪くならないように終わらせた感が…。
全米が愛想尽かした❕

うーん、笑いどころがいまいちわからなかった。35にしてパラサイトのエイブ。父の会社に所属。仕事中にオークションでフィギュアを物色し他人に尻拭いをさせ、母にこっそりお金をたかる。

非モテに恋の予感到来❕通常ならそれを通しての成長物語だけど、現実はこうだよねって言ってしまったような話。自分を客観視できない言動(まさかの虚栄心から?)、ティーン女子向けっぽい着信音、他人を平気で攻撃するなどなど痛々しすぎて見てられない。

しかしこれリアルでそっくりな人を見たことがあって…。あまりの再現率の高さに脱帽。もうさすがに笑えないっす。アメリカンアイドルのところとかただ静かにドン引き。
コメディなのか何なのかいまいちつかめなかった。
riekon

riekonの感想・評価

2.0
あれ?全然笑えなかった。
主人公のすぐキレたり人のせいにしたりのダメ息子ぶりにイライラするわ。
彼が彼女と出会ってダメ息子が変わるわけでもなくあの終わり方に驚きましたよ。
T.ソロンズのイタいだけじゃなくてイタ可笑しい作品が観たいな。
ばし

ばしの感想・評価

3.0
邦題に騙されたなぁ
コメディかと思ったらブラックジョーク的な内容とティーン向けな歌詞と相反する現実、エンタメ的な展開や成長もなく終わっていく物語はだんだん笑ってられなくなる
クズはどこまでいってもクズって突きつけられるようでキツかった
現実と妄想の境がだんだんわからなくなっていくのは主人公がどんどん危うくなっていってるって事だったのかな?スッキリしない映画だった
imnr

imnrの感想・評価

3.3
未知数の"ダークホース"はとんだボンクラに育った訳で。
のっけからトッド・ソロンズ流の人物描写にニヤニヤ。好きだわ〜笑
夢なのか、主人公の中にひとかけら残っていた危機感が見せる幻覚なのか、色々畳み掛ける終盤がちょっと尻つぼみ。
クリストファー・ウォーケンのあからさま過ぎるヅラは必見!笑

しっかしヒドイ邦題すね笑
ブラックユーモアはあるけど、ジャケみたいなポップな作品ではない。
ジャケに騙されて観るくらいの方が食らうと思うけど。

オタクで仕事や恋愛もうまくいかない”クズ”男の物語。
こういう場合成長譚の流れがほとんどだと思いますが、この作品はむしろ下っていく。

反面教師にしたいけど、わかりすぎる部分もあって。
クズ野郎なのは認めるけどこいつを突き放しきれないな。
寿都

寿都の感想・評価

4.3
うだつの上がらない人間が、自分をダークホースだと思ってること(わたしもw)を揶揄する風潮はよくない。いいことじゃん。
正しい方向で自分に期待していたいものだ。

現実と向き合えないパラサイト息子、テレビのドキュメンタリーでもよく見るが。だいたいこの映画と同じ様な親だよね。
他人事ながら頭をかかえてしまう問題。
子供を自立させられるかの成否はどこにあるんだろう?間違いない成功法は経済封鎖?
経済的ピンチは行動を起こすチャンスだと私も痛感してきた。未熟な人間はお金があるとニートになり、心を病む。言うまでもなく、就労が生みだすものは大きい。
弟は出来がよく医者になったけど人格に問題アリ、という設定が深い(まぁでもよくある設定か)

ラストシーンの女性社員の夢が、何を意味しているのかが分からない。
希望に溢れてる主題歌の歌詞が、正しいとわたしは信じてる。人生は甘くないぞ、みたいな脅しは間違いなので近いうちに滅びるだろう。でも皮肉を言われてるともとれる。

ジャケットと邦コピーの方向とは全くちがう内容だった。ギャグ映画だと思いきや。報われないまま変われないまま救われないまま終わる人生というのも当然ある、映画にはあまりならないけど。そんな映画なのかな。ドット・ソロンズ監督はなかなかユニークそうなので、要チェックだ!
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