ある海辺の詩人 小さなヴェニスでの作品情報・感想・評価・動画配信

『ある海辺の詩人 小さなヴェニスで』に投稿された感想・評価

kuskus
3.9

原題は『わたしはリー』、儚い出会いと別れ、孤独で詩を愛する二人、舞台はキオッジャはヴェネチアから約50キロほど南にある閉鎖的な島、日常のなかの社会の歪み、中国系移民の労働者、監督は社会学の研究者で移…

>>続きを読む
アドリア海の干潟キオッジャは街が水浸しになる。そこで出会う老詩人と中国女性。息子のため頑張る母と詩を詠む男。水に浮かぶ蝋燭の灯りのよう。天に昇る火の想いと海が繋ぐ水の想い。儚い大人の物語。
2013年9月、キネカ大森イタリア映画2本立ての2本目鑑賞。

イタリア映画だけど、中国映画みたいな雰囲気もあり、微妙な不思議な空気の流れる作品。また女性的な感じもする作品。悪くはない。
このレビューはネタバレを含みます

かなり楽しめました。
しかし、ほとんどの人にはタイトルさえ覚えてもらえず、埋もれていくんだろうなって映画です。
主に移民問題を取り扱っているんですが、明確に欧米人対アジア人という形が描かれている。

>>続きを読む
4.1

社会問題提起というより題名通りの詩的映画

パッケージあらすじから、アジアのどこかにおけるヴェニス風の港町における物語なのだろうと勘違いしていたが、本当のイタリア〝小さなヴェニス”キオッジャを舞台と…

>>続きを読む

異国の出稼ぎ労働者に関する社会派ドラマ。愛とも友情とも異なる心の邂逅。詩情溢れる視線が描くのは、無情と救い。様々な水の表現が世の理を吐露する。静かに激しく強く厳しく優しく世界を見つめた渾身の一作と思…

>>続きを読む
視聴記録:2013/9/1@キネカ大森
 テスト明けに見るには辛い内容だった。でも、好みの内容。どのくらい現実に則してるのかはわからないけど、割と普遍的なのものを感じた。後半の展開は少し作為が過ぎると感じた。

あなたにおすすめの記事