最高にダークでセクシーな若尾文子。
若尾が演じるお艶は愛人を引き連れて駆け落ちをする。その先でお艶は芸者に売られ、背中に女郎蜘蛛の刺青を彫り込まれる。酷い話。なんだけれどお艶は悲しむどころか生き生…
増村作品3作目
よかったです。
相変わらず若尾文子の画力がすごい。めっちゃ綺麗。それに女郎蜘蛛の刺青の画力が加わってなかなか見応えがあった。ラストの血を吹き出す女郎蜘蛛のカットもなかなか、、。
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若尾さんのお召し物の赤と黄色の発色の良さ、襖に映る影の美しさ、所作や着こなしなど諸々から放たれる女郎蜘蛛若尾さんのあからさまな色気…と、好きな美的ポイントがちゃんとある作品だった。
時折構図にもハ…
胸のすくようなさわやか悪女もの。悪事を成就した時のキメ顔が最高。普段はかなりダラダラしてるのもグッド。
ろくでもないやつしか出てこないのに何故かいいもの見てる気がするリッチな画面。彼氏と彫師が凡人…
男と女の間には、切っても切れない因縁がある。お艶が男たちに復讐をしても、その因縁は深まるばかりで、彼女は男の世界から自由になれない。その姿には、抗いようのない女という生き物の哀しみが宿っている。
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谷崎の短編「刺青」と「お艶殺し」を新藤兼人脚色、増村保造演出で描く血塗られた愛の物語。刺青師が女の滑らかな肌の虜となる原作中の倒錯的要素はかなり薄め。背中に彫られた女郎蜘蛛が喰い殺していくかの如く次…
>>続きを読む【鑑賞メモ】
ビビッドな色彩が目に焼き付く。
構図など映像の作り方が全般的に良い。妖しい色気みたいなものすら漂う画力。
着物や襖の柄、小道具まで、「作り込まれている」感があって、昭和のカラー時代劇?…
お嬢時代から一貫して気が強く、刺青が彼女に何か大きな影響を与えたようには思えないストーリー展開であり、緩急がない。若尾文子のファムファタールぶりと刺青シーンなどで淫靡な谷崎文学の雰囲気を感じることは…
>>続きを読む大映4K映画祭にて鑑賞。谷崎潤一郎が好きで気になった。若尾文子がひたすらに美しかった。映画の大半が若尾文子の刺青を無理やり入れられて艶っぽく悶える姿。色気が素晴らしかったです。お艶役の若尾文子柔らか…
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