【時計じかけの若尾文子🍊】
傲慢な性格とも思える若尾文子のファム・ファタル風芸者!🕷
体に刺青を入れることで抑圧する者を蹴散らしていく真の女の自立を描いた増村保造のバイオレントな文芸映画。原作は谷…
このレビューはネタバレを含みます
大映4Kの一つとして鑑賞。
小説『刺青』が好きなので映画館で見れることをとても楽しみにしていました。画質や音質はとてもよかったです。
男に抱かれる女の肌の質感や男を喰おうとしている時の女の声をダイレ…
質屋の娘が手代の男と駆け落ちする。しかし匿ってくれた船宿の夫婦に裏切られ、娘は置屋に売られ芸者になる。相手の男は酔わされて殺されかけるが、逆に刺客を返り討ちにし娘を探す。娘はその体に惚れ込んだ彫り師…
>>続きを読む66年大映。3度目の鑑賞。増村保造と若尾文子による最高傑作。新藤兼人の脚本、宮川一夫のカメラ、西岡善信の美術などどれも素晴らしい。特に雨の降らせ方が芸術的。原作は谷崎潤一郎の「刺青」と「お艶殺し」だ…
>>続きを読む#刺青
原作とは違う癖が出て興奮しました。
男の惰弱が女の怖い独占欲を強調する脚本がいい。最初の刺青を刺す脈を打つような音が怖くて足がすくんだ。
同監督の『卍』の時もだが、若尾文子の雪のような麗しい…