本筋は笠智衆が入院した老いた妻に会いに行くまでの話だが、アル中の夫にDVされまくっている長山藍子が、その抱え込んだ怒りや悲しみを父である笠智衆にぶつけるしかない脇筋がたまらなく良い。父ではあるが、ま…
>>続きを読む山田太一×笠智衆三部作の1作目。
妻が名古屋に入院。
老人(夫)は息子の富山転勤で妻と離ればなれ。
一昨日、妻と会ったばかりなのに、虫の知らせか胸騒ぎ。
いてもたってもいられず、名古屋へ向かう。
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何回見ても最後の笠智衆はウェポン、泣かずに見た試しなし。子供達(嫁孫含む)全員地獄のように辛い中、じじい(宇野重吉含む)の心だけが美しく描かれててあり得ないのに、あのセリフには泣いちゃうんだな〜。悔…
>>続きを読むDVDだと最初、第23回モンテカルロ国際テレビ祭最優秀賞とテロップが出る。海外でも評価された作品。
静のイメージの強い笠智衆が遠く離れた奥さんに会うためにお金もほとんどもたず家を飛び出したり、感情…
◯山田太一脚本の、笠智衆主演ドラマ。
◯病気の妻を残して息子夫婦と富山に来た笠智衆は、妻に会いたいという本心に気付き、それを周囲に隠し、妻の元へ向かうロードムービー。
◯これまで数多くの笠智衆を…
転勤が決まった息子夫妻と一緒に富山に来た老人が、名古屋に入院したままの妻を思う話。
男たちの粗雑さや暴力が受け入れられる昭和の家族。
老いて力を失った男が自分と妻の関係を振り返る。
「わたしは男…
病状に付した妻と頑固な夫。
80年代版の小津映画という趣。
松竹成分濃厚なだけに、女優陣が長山藍子だの佐藤オリエというのは新味がない。
笠智衆と宇野重吉のやり取りは印象的だが、三部作の中では1段落…
超シンプルだしテレビドラマ的だけど「笠智衆の最後のおつかい」的なもん、はじめてのおつかいの100000倍の価値あり〼小津の映画でやらないことをやってる笠智衆だけでうれしい
笠智衆の全編の絶妙耄碌すっ…