八千草薫さんが遺作の前に主演された作品です。ある意味、吉永小百合さんよりも、老いるという姿をしっかりと表現されていた女優だったと思います。
明治、大正、昭和、平成を苦労しつつも生き抜いてきた女性の…
映画を見てから知ったけど、実話を元にしていたとは。自分はまだ余生はあるけど、たまに子供の頃を思い出すことはある。90歳になった時にどんなふうに自分の人生を振り返っているのかと想像してしまった。詩を書…
>>続きを読む原作は101歳で天寿を全うされた柴田トヨさんの「くじけないで」と「百歳」の詩集を基に、彼女の激動の人生を見せる展開。良い話ではあるが、想像通りの展開だった。
〈あらすじ〉
夫の柴田貞吉(鈴木瑞穂)…
夫に先立たれひとり暮らしの90歳女性。手術で弱っていた時に勧められた詩作を始めたことで、ダメ息子は母の壮絶な人生を知っていく———実話を基にした物語。
八千草薫さんと演出と構成力の映画!
その理想…
トヨさんにとって、自分以外の世界のすべてが先生だったのかもしれない。トヨさんが感じている世界は、時にはなぐさめ、時には叱咤激励してくれる存在だった。
そうとらえたご褒美として、詩を書く能力が与えら…
🖊夫に先立たれ、静かに余生を送っていたトヨは一人息子の健一に言われるがまま、詩を書き始める。身近な小さいことや、これまでの人生を振り返った詩を考えていきながら、過酷だった戦時から始まる自分の生い立ち…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
柴田トヨという詩人は全く知りませんでした。
奉公先で苦労、結婚相手はクズ、子供もクズという話になりそうなエピソードには事欠かない映画のような人生。
この手の浪花節には必須の八千草薫が、相変わらずいい…
感動がある訳ではないが、この映画で柴田トヨさんのことを初めて知った。
80代の親を見てると、92歳で詩作を始めるとは、なんとも凄いと思う。
思ったままを書けばよいと言われても、言葉や経験や感受性な…
「くじけないで」製作委員会