【殉愛】
言わずと知れた日活ロマンポルノの金字塔。ダンプカーの運ちゃん役の石橋蓮司と赫い髪の女=宮下順子の本能による性関係を淡々と描き出す。原作は中上健次の『赫髪』。脚本は荒井晴彦。音楽は憂歌団。…
タイトルバックから痺れます。みんな野性みあって無茶ばかり。名台詞やシーン多過ぎて語れない。傷者達のララバイで憂歌団。神代監督正直苦手意識ありましたがすみませんでした。宮下順子さん・石橋蓮司さん永遠な…
>>続きを読む昔、確かユーロスペースのロマンポルノ特集で見た際、そのあとで憂歌団のレコードを買ってしまった。それほど聞き込んだというわけではないけれど、そのレコードがあることで、いつでも神代世界のグダグダと情け無…
>>続きを読む中上健次「赫髪」を荒井晴彦が脚色、神代辰巳が監督した傑作。本作は、上野昂志氏が指摘しているように、「水」の映画である。水は、池田敏春やなどの作品でも使われているが、本作の拘り方はくどいほどで、そこが…
>>続きを読む誰と誰の話なのか全く分からないけど、生理現象に忠実に生きている人間たち。ワイズマンの『DV』を補足するような映画。身体を通じた男女の情念は理性を軽々超えてゆく。シャブ中毒で入水自殺した娘、塩水飲んで…
>>続きを読むかつて大島渚監督の『愛のコリーダ』を観た時に、あまりのセックスへの執着にただただ恐ろしさを感じてしまったが、この映画はひたすらセックスを通して人間の愚かさや、滑稽さ、哀しさを描いているようだった。
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