パリ。ジョージアの名匠イオセリアーニが描く奇想天外でイカレた群像劇。
わたしが知ってるイオセリアーニぽい作品じゃなかった……
こんなとち狂った引き出しもあるなんて知らなかったし、愛しの故郷ジョージ…
ウェルベックを読みながら平行で見たら、シンクロしすぎて具合が悪くなりそう。どう繋がるのか分からないエピソードが繋がっていくのが本作の肝なんだが、逆に繋がらなくてもそれはそれで孤独で孤高な映像として見…
>>続きを読むオタール・イオセリアーニ監督『月の寵児たち』(1985)
清濁併せ持つ街から芽生えるささやかな悪意や恋、統制と反逆ー
"ショット"を撮るとはまさにこのこと。
すべての"ショット"に無駄がない。無…
フランス行ってからの作風のほうがしっくりくる。窃盗を起点に巡り合う人々と物を断片的なカットの積み重ねで感じさせる。明らかに映画的に演出された人や物の動きとその結果おこるキメの画面が最高。コケたバイク…
>>続きを読む【とにかく皿がよく割れる】
「月の寵児」とは聞こえがいいが、要するにここでは空き巣のこと。
主役級の登場人物はおらず、チョイ役以上のキャラが何人も出てきて、数多くのヒト・モノ・コトが終始絶妙に絡…