[あなたは他人を愛せるか、私とルルの時代(後編)] 70点
「パンドラの箱」以降、取り憑かれたようにルルの影を追い求めた私が同じくパープストが監督した本作品を見つけるのに時間はかからなかった。正直…
このレビューはネタバレを含みます
ルイーズ・ブルックスが美しい。最初、ベルク作曲の物語と同一のあらすじだと思っていたから、あまりあらすじを把握できずにいたけれど、終盤のめり込んでしまった。最後の、老紳士がまっすぐ見据えて言うところが…
>>続きを読む鑑賞当時、寝不足でうつらうつらしながら観ていたのでよく覚えていないが淪落といっても主人公のせいではなく、明らかに周りのクソ人間たちの手によってボロボロにされていく。ドイツ映画ってロシア文学に匹敵する…
>>続きを読む4年ぶりに再見
ヒロインら多くの女性達を「淪落」させたのは、不寛容で冷酷な社会だった
誰も淪落することのない、少しの愛と思いやりがある社会を今こそ作って行かなければ
100年前から現代に問題提起する…
ため息をつくような美しいシーンがあったりと、見どころはあるにはあるが、淡白だった印象。
数奇な運命。
というか、アホな父親とその後妻やら、
従業員の男にレイプされたり、
矯正院なる若い娘を制圧する…
感化院の微笑みハゲのキャラが強過ぎて他全部飛びそうだったが確かにフェミニズム映画だし、フェミニズムの良い面と悪い面の両方がちゃんと描かれている。倫理規範のまるでない男性社会の中でそれを守る為に「堕と…
>>続きを読むルイーズブルックスが感化院を抜け出すとき、仲間たちがみんなで指導員たちを抑えたり、日記を投げ合ったりするシーンの横移動がよかった。仲間のうちの1人が指導員のようにドラをたたいて指揮する姿の過激さとか…
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