ロシアの文豪ドストエフスキーの小説が題材。頭の悪い白痴の者こそ、心(魂)が美しいのだというテーマ。ロシア文学という題材がフィットしないのか、黒澤明の演出が悪いのか、まどろっこしくて全く感動せず。黒澤…
>>続きを読む白痴読了後に視聴。どんどんとうず高く降り積もる雪や西洋の文化が入り込んだ時代感、登場人物達の、独特の喋り方や掛け合い、静と動が極端な演技、カメラワーク、それらが総合的に作り上げる空気感にドストエフス…
>>続きを読む原節子怖い
原節子の圧迫感が凄い。小津映画に出てくる原節子はおしとやかで控えめな女性という印象だったが、本作は真逆。
周囲の人を巻き込みまくって人間関係を掻き乱し、都合の悪い人間に対しては、凄まじい…
ドストエフスキー原作の世界観を黒澤明監督が描く。
セリフが一言一言重く、確かにドストエフスキーの小説を読んでいるよう。
昭和20年代の札幌が舞台、当時は馬車が走り、建物も木造が多い。
ムソグルスキー…
このレビューはネタバレを含みます
小説が面白かったのと、黒澤明監督が映画化しているということで、非常に気になったので観た。小説ではムイシキンとナスターシヤとロゴージンとアグラーヤの4人が係る物語の本筋が追いにくく自分にはわかりにくか…
>>続きを読む非常に凡庸な黒澤明監督作品です。原作はドストエフスキーの同名小説。
前作『羅生門』(1950年)はテーマ、ストーリー、キャラクター造形という三本柱が非常に高度な上、卓越した映画技法まで加わった傑作…
黒澤作品は、難しい。
正直、よく分からない部分も多いし、面白いのかどうかもよく分からない。
ただ、ほかの監督の作品にはない、とてつもないエネルギーがある。
本作では、ラストの場面。
やはりす…
松竹株式会社