淡々とした速いテンポ感と演劇調のセリフのやりとりや中原中也の死生観を引用しながら、太平洋戦争と"戦後"の樺太、炭鉱と原発などを織り交ぜる。政治的主張をいろいろな登場人物に言わせつつ、演奏隊による"ヤ…
>>続きを読む青い空は動かない、
雲片ぎれ一つあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。
ー夏の日の歌 中原中也
大林宣彦特集で特別上映があったので、近くの小劇場にて鑑賞しま…
この空の花に衝撃をうけて次作にあたる今作を鑑賞。
また夜中にテレビでやってたら齧りつきで観てしまうようなゾクゾクする映画。
この空の花と比べるとより洗練されてるイメージ。
前作が初期衝動のよう…
「長岡花火物語』に比べて、個々の話の結びつきが弱い印象。お爺ちゃんの戦中の話と安達祐実の生まれ変わりとしての常盤貴子、裸体を描いてるのを目撃してしまう兄、あたりは面白かったが。てか、あの変な音楽隊と…
>>続きを読む以前この空の花 長岡花火物語を観て以来、観ようと思っていたけどどうせなら映画館でみたいなーと思ってたら、新文芸坐が戦争三部作やるよってことで観てきた。
一作品約3時間あるのに、合間の休憩30分くら…
前半はよく分からなかったが、後半で展開される祖父の樺太での話は鬼気迫るものがあり、画的にも大林宣彦の面目躍如といった感がある。この祖父の大戦の記憶と現在の町おこし、3.11、原発(14:46)といっ…
>>続きを読む四十九日の事をなななのかと言う事を知らなかったので、おのののかみたいなタイトルだなと思ってしまった。
170分。この尺の長さのせいか、主に音楽を流しており、セリフもキツキツで余韻や息を溜めることなど…
3時間弱もあって私は誰?何者?で終わるけど、この映画が何モノでなんなななのかよく判らなかった。
芦別という場所のご当地映画かと思えば、樺太や福島も言いたいらしい。
で、テーマは反戦なのか、反原発なの…
芦別市の星降る文化堂で、老人医師の鈴木光男が倒れていた。孫に病院へ連れて行かれて間もなく亡くなるが、彼の親戚が続々集まり、慈しむ中、彼が四十九日を迎えるまでに起こった出来事と過去の出来事の一部を相対…
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