「仰げば尊し」で始まり、「赤とんぼ」で終わる今作。
少年トントンの夏休みが鮮やかに描き出されます。
序盤はトントンのTシャツにプリントされた、ちょっと不気味なキャラクターが気になって、いろんな意…
何も起こらなかった夏に起こったほんの少しの成長の記録。
子どもの視点から見た「静かな寂しさ」や「分からないまま感じる大人の世界の重さ」を派手な演出なしで、風景の静けさと子どもの沈黙で描ききる侯孝賢の…
冬冬の母が重篤な病になり夏休みを利用して妹と田舎の実家に出かける。大家族、子どもたちの群れ、与太者、白痴、田園風景。かつての日本にもあった光景でどこか懐かしい。小さなエピソードの積み重ねで、そのどれ…
>>続きを読むホウ・シャオシェン監督2作目。
「ヤンヤン夏の思い出」と相通じる作品。セットで観て欲しい。
子供の頃の夏休みを擬似体験。ノスタルジー溢れる作品。と思っていたら少々趣が変わってきたぞ!
ひと夏の…
【1990年キネマ旬報外国映画ベストテン 第4位】
『悲情城市』ホウ・シャオシェン監督作品。ロカルノ映画祭でスペシャル・メンションを受賞、金馬奨では脚色賞と子役賞にノミネートされた。
シャオシェン…
大人になるに連れ薄れてしまう、濃密であっという間に過ぎる夏休みの眩しい尊さ。大らかで遊び心溢れる子供の世界から、細々と緊張感漂う大人の世界を覗き見る、ひと夏の通過儀礼を経る兄妹、トントンとティンティ…
>>続きを読むただただ真っ直ぐ楽しく生きることができた子供時代。そんな子供が、実はすぐ隣にあった現実の世界を、少しだけ覗いて子供なりに向き合う。
額縁構図が多くて、子供の視点から大人たちの世界を覗き見しているよう…
©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan