思い出映画ってなんでこんな良いんだろ。アマルコルドを思い出した。知らずに観たけど今夏リマスターの上映があるなんて嬉!まあまあな出来事も映画的な景色で優しく包まれる。これを劇場で観られるなんて嬉!とは…
>>続きを読むハッとするような瞬間が何度も起きるけど見たくない残酷なシーンを描かないのがすごい良かった。少年の多感な時期の鮮烈な思い出を擬似体験できるのが尊くて、美しさいなかの風景と日本の童謡が重なるのもなんだか…
>>続きを読む何も起こらなかった夏に起こったほんの少しの成長の記録。
子どもの視点から見た「静かな寂しさ」や「分からないまま感じる大人の世界の重さ」を派手な演出なしで、風景の静けさと子どもの沈黙で描ききる侯孝賢の…
大人になるに連れ薄れてしまう、濃密であっという間に過ぎる夏休みの眩しい尊さ。大らかで遊び心溢れる子供の世界から、細々と緊張感漂う大人の世界を覗き見る、ひと夏の通過儀礼を経る兄妹、トントンとティンティ…
>>続きを読むただただ真っ直ぐ楽しく生きることができた子供時代。そんな子供が、実はすぐ隣にあった現実の世界を、少しだけ覗いて子供なりに向き合う。
額縁構図が多くて、子供の視点から大人たちの世界を覗き見しているよう…
このレビューはネタバレを含みます
電車フレームインの凶暴さ。スズメ泥棒や強盗、ヤン・リーインの落下など日常風景の延長線上に暴力的な事件が映されるのが良い。電話待ちのカットから朝に移り、母親の死を電車やチェン・ボーチョンの叫び声など…
>>続きを読む強烈なノスタルジーに襲われて、田舎に帰りたくなった。
意外なほどにたくさんのことが起こるけど、それが仰々しくない。
映像も瑞々しい。でもあざとくない。
「毎日いろんなことがあって思い出せない」っ…
個人的には3本目の侯孝賢監督作品。これまで観てきた監督の作品では間違いなく1番好きだ。
子供の視点から、子供の解像度で重大なイベントを描くことに成功している。あまりにもリアルな少年時代の追体験。
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周囲で色んなことが起こるけれども、出来事が出来事として単にある。そして全てが点在している。振り返ったときに「あれなんだったんだろう」と思い返す、脳みそにこびりつくような瞬間もある。この感じがあまりに…
>>続きを読む©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan