相米に対しての期待値が上がりすぎているため、後から思い返すとむしろやや平板に感じられるかもしれない。が、埠頭のシーンとか、速水典子✖️寺田農の演技に目を見張り、真っ直ぐすぎる抒情的な音楽に乗りたくな…
>>続きを読む相米慎二監督『ラブホテル』(1985)
接近しても合体しても離れていて散っていくことー
肉体と心の距離の伸縮が刻印されていくような長回しショットの連続。
撮影の篠田昇氏のとらえる空間に驚愕する…
お人好しレイプおじさんに惚れてしまうヒロイン像は今となっては時代錯誤も甚だしいが、切られた電話に独白するくだりの破滅的な自己肯定感は令和のメンヘラ女コンテンツにも通ずるエモーショナルがある
長回しの…
ストーリーラインの始店と終点をつなぐ鏡(おっさんが情事を見て物語は始まり、情事が終わった後おっさんが鏡でじぶんの顔みて映画はおわる。「映画」の始まり終わりではない)には何の意味があるのだろうか。ショ…
>>続きを読む山口百恵の曲がよいーーー
私は天使なのよ
車椅子選手との、競走が印象的。
足のない人がどれだけ頑張って早く進んでも、それよりも早く歩ける私。
早くあるけど自覚しようとする私。
意識してなくても、印…
ほぼ1年ぶり2回目の鑑賞。
『風花』以外の相米映画を1回以上見て帰ってくると、「誰が/どこで/いつ/何を/なぜ/どのように/どうした」が脚本上は全部理解できるのが逆に不安になる。(『翔んだカップル…