機械が踊る、人間の機械化
キュビスト画家フェルナン・レジェが作った映画作品。リズム、あるいは形態の類似によって結びつけられた物体や、歯車仕掛の踊り、人間の顔といったモチーフが次々と映し出される。
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上から見たプリン?乳首?鉛筆の芯?鍋の蓋?それとも時計の振り子のような球を万華鏡を通して映し出しているところ、見れば見るほど色んなものに見えてくる。
チュロスのようなものが微妙に移動する連続性は小動…
この前に行ったマン・レイ展でこの映画のスチール写真が飾られていて、それがえげつなく格好よかったので観てみた。自称史上初の台本のない映画らしい。心理的に煽ってくるアヴァンギャルドな音楽と合わせ鏡をした…
>>続きを読むBunkamuraで開催中の『マン・レイと女性たち』も併せて。
反復やトリミングにより、目の前に映し出されたモチーフは物質としての意味合いから解き放たれ、観る人の脳裏に新たな意味を包括して像を結んで…
幾何的な実験映画
ダダ作品なので意味を考える必要なし
とはいえ機械に魅了されたレジェの思想は強く出ており、未来派的な躍動感を持っている
フォーマリストならではの音楽の使い方
パピエコレ的な人体も…