任侠映画の中では、脚本にひとつ仕掛けを作ることで他の作品のマンネリさを打破しようとしている。加藤泰監督の演出も、モダンな構図で観る人を魅了する。
そして何より、藤山寛美である。舞台で見せる抜けた感じ…
とにかく笑ったし泣いた
眼差しの孤独、とりわけ切り返された時のたった一筋の繋がりと、同時に現れる断絶が胸を苦しめる。これが映画で観たいんだよってことを見せてくれる
復讐(仁義)と恋の問題が冒頭で提…
天才加藤泰監督作品。東映任侠映画聡明期の作品ながら後世に決定的な影響力を持つ逸品。任侠映画のお約束事項が全て詰め込まれている。冒頭の殺し屋汐路章登場から一気に画面に釘付け。大木実は今作品では悪役。素…
>>続きを読むコッテコテのニンキョーやニンジョーがいっぱいいっぱいで胃もたれ起こしそうになったけど、画面がずっとパキっててカッコいい。祭りを俯瞰&線対称で捉えた美しいファーストカット、からの強烈な殺し屋顔面アップ…
>>続きを読むロー・アングルのフィックス・ショットの暴力性。馬と鉄道。オープニング・シークェンスの群衆の運動と殺し屋の顔の異様なクロース・アップの連続がヤバい。そしてシネマスコープの広さを使った空間構成が素晴らし…
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